幹事クリタのコーカイ日誌2021

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6月15日 ● 副業で何をするか。

 日本型の終身雇用制度が終焉を迎えそうな昨今、それに伴って副業を認める企業も増えているようです。会社を辞めて起業するのは生活の安定性の面から躊躇するという人にとっては副業ができるというのは起業する一歩手前の「お試し」ができるわけで悪くないのかも知れません。しかし給料が少なくて生活が苦しいために副業をしなければならないとしたら、それは単により厳しい労働環境に置かれるだけで体を壊してしまいそうです。日本が昔より貧しくなってきた象徴のような話になってしまいます。

 やりたいことがあって副業をする人は良いとして、お金のために副業をせざるを得ない人は何をするのか?恐らく本業に近い仕事は会社からOKが出ないかも知れません。競合他社の仕事をしたりすれば情報漏洩の可能性があります。かと言って、他にできる仕事がなければ単純労働しかできませんからコンビニでバイトするか(これも実は結構難しそうな仕事ですし)、ウーバーイーツで駆け回るかといったところですから、かなりしんどい話になりそうです。

 理想を言えば趣味を生かした副業ができれば良いのですが、本当に金を稼げるレベルにまでその趣味が達しているかどうかです。僕の場合ならサックスとピアノは無理ですが、40年以上やっているテニスなら初心者や初級者を教えられるくらいにはなっています。でもプロのコーチングを学んだ人とはやはり歴然と差があります。学生のアルバイトコーチよりは理論的にはまともなことが言えると思いますが、体力やパワー、スピードは全然劣りますし、そもそもお客さんに喜ばれるのは還暦のオヤジよりも若い学生でしょう。

 自分がプロのレベルに達していたことは32年間も本業でやってきたコピーライターだけですから、それでは副業ではなくなってしまいます。それよりも自分の技術を売るのではなく、何かアイデアを持って新たなビジネスを始める方向もあります。実は我が家が大きな霊園の近くにあるので、随分昔に「お墓参り代行サービス」のアイデアは思いついていたのですが、今ではすっかりライバルが増えてしまっていて、今さらになってしまいました。あとは「幹事業代行サービス」でもやってみるか。コロナが終わったらニーズがありそうな気がしますし。



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