幹事クリタのコーカイ日誌2021

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6月13日 ● ポーチを決める秘訣。

 今日の山本麻友美プロのレッスン会。僕のテーマは「決めるポーチ」でした。最近の悩みはポーチに出てもなかなか決まらないこと。決定力がなくて悲しくなります。何とかバシッと一発で決められるようになりたいんだと山本プロに訴えて秘訣を教えてもらいました。

 山本プロによれば「まず一発で決めなくても良いんですけどね」ということですが、まあそれを言っちゃうと今日のテーマは終わってしまうので、とにかく僕のポーチのどこが悪いのかという欠点を指摘してもらおうことにします。僕はテニスに関しては叱られても伸びるタイプです。

 ひとつめ。「横振りになっている」こと。自覚があります。ポーチはラケットを立てて角度をつける、叩きつけるボレーですが、ラケットを寝かせて横に振るとそもそもミスが増えます。ふたつめ。「同じコースに打っている」。これもわかります。少し遠いとワイドか前衛へ、もう少し近いとセンター、近すぎると後衛に返すのが基本とは言え、いつも同じところに打っていたら相手に読まれて返されるから決まりません。

 みっつめ。「そもそもネットから遠い」。前衛のポジションがサービスボックスの真ん中なので、ポーチに出るつもりの時はもう少し最初から前にポジションを取っておいた方が良いとのこと。今は前に詰める動きが大きすぎて勢いが良すぎるとのことでした。よっつめ。「正面を向いていない」。どうしても横を向いて動いてしまっているので、打つコースも限定されてしまうからもっと正面向きでボレーをすればコースを自在に狙えるとのこと。

 要は一発で決めたいならボールの勢いに頼るのではなく、コースをきちんと狙うこと。ラケットは振らなくても良いから相手のボールに対して壁になるだけで良いということでした。まさに思考の罠でした。決まらないと焦るからより強く打って決めようとして、コースが甘くなるしミスヒットも増える。むしろ当てるだけで良いからきちんとコースを狙って相手のいないところに返していくことが一発で決めたいなら必要ということでした。

 修正すべきは技術というよりも考え方でした。振り返ってみればレベルの低い相手と対戦している時は、ポーチも確かに余裕を持ってコースを狙って決めています。相手が強ければ強いほど必死にポーチに出てガツンと打とうとしていました。強い相手に余裕を持ってテニスするのは難しいですが、パワーとスピードで勝負できる年齢でもないし、そもそもそういうタイプのテニスでもありませんでした。ポーチを決める秘訣は余裕でした。反省します。



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