幹事クリタのコーカイ日誌2021

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6月8日 ● 全仏ベスト8。

 全仏オープンテニスも佳境に入ってきて、いよいよ準々決勝です。男子シングルスはジョコビッチ(1)vsベレッティーニ(9)、ナダル(3)vsシュワルツマン(10)、ズべレフ(6)vsダビドビッチフォキナ、チチパス(5)vsメドベージェフ(2)となっています。シード順を見ればわかるように極めて順調な勝ち上がりで、シードダウンしたのはフェデラー、ティエム、ルブレフの3人だけでした。

 勝ち上がった中で意外なのはノーシードのダビドビッチフォキナだけですが、彼はクレー王国スペイン期待の新星ですから、ズべレフとは面白い対戦になりそうです。フェデラーはウィンブルドンを見越して4回戦を棄権しましたが、ジョコビッチにしてみればクレーではフェデラーよりもイタリアのエースであるベレッティーニの方が難敵だろうと思います。ここで苦戦をすると準決勝のナダル戦で体力が尽きる可能性があるので、なるべく早めにケリをつけたいところでしょう。

 チチパスとメドベージェフの対戦はシード順通りとは言え、クレーが苦手なメドベージェフがここまで勝ち上がったのは意外でした。さすがにチチパス有利かとは思いますが、ふたりの直接対決はメドベージェフがこれまで圧倒しているだけに実際のところどう転ぶかはわかりません。ナダルとシュワルツマンも楽しみな対戦です。ナダル優勢は変わりませんが、シュワルツマンの粘り強いテニスがどこまでナダルを苦しめるのか期待したいと思います。

 女子は男子とは逆に上位シードが次々に敗退していき、シードを守って準々決勝に勝ち進んだのは昨年優勝の第8シード・シフィオンテクだけとなりました。第16シードまでの中で勝ち残っているのも彼女だけなので、こうなると連覇も見えてきますが、まだ若いだけにどこで崩れるかはわかりません。意外な選手の優勝もあり得ます。それにしても大坂なおみの棄権は惜しかったと思います。結果論とはいえ、これだけ有力選手が早期敗退をするなら十分に優勝も狙えたのにああいう形での棄権だけに残念でした。



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