幹事クリタのコーカイ日誌2021

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6月7日 ● 笹生優花の最年少V。

 女子ゴルフの海外メジャー、全米女子オープンで笹生優花が3バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの73で回り、通算4アンダーで並んだ畑岡奈紗とのプレーオフに突入。3ホール目でバーディーを奪い、大会史上最年少の19歳351日で日本女子3人目のメジャー制覇を成し遂げました。凄いです。19歳での最年少優勝も凄いし、畑岡との日本人同士のプレーオフも凄いし、渋野日向子、松山英樹に続きまたもメジャーを制した日本ゴルフ界も凄いです。

 ここ数年、各スポーツでの若い人の活躍は本当に目を見張るものがあります。ゴルフのみならず、野球の大谷やバスケットボールの八村、テニスの大坂、スケートの羽生、スキージャンプの高梨、バドミントンの桃田、さらには将棋の藤井などなど。いずれもこれまでの日本人の枠も常識も軽々と飛び越えていくような規格外の活躍ぶりです。世界トップレベルにはまだ及ばなくてもサッカーやラグビーの日本代表や、陸上男子100mのように同時期にこれだけ多くの優れた選手が出てくるというのも驚きです。

 八村のようにまさに未踏の地を独力で切り拓いていくタイプもいれば、今回の笹生のように樋口久子から岡本綾子、小林浩美、宮里藍と先人たちが作ってきた道の上に花が開いたタイプもいますが、いずれにしても「日本人では無理」だと思われていたり「100年かかる」と言われていたことをやってのけてしまう若者たちの壁を打ち破っていく突破力に感動します。経済が落ち込み国力が落ちたとか二流国になったとか言われる日本ですが、ことスポーツや文化に関してはまだまだこれからが楽しみです。

 ちなみに仕方ないことかも知れませんが、もっと畑岡にもスポットライトを当ててほしいと思います。彼女こそが日本の女子ゴルファーナンバー1なのですから。今回のプレーオフ敗退は悔しいでしょうが、松山のように苦労した時間が長いほど大きな花を咲かせることもあると期待したいと思います。



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