幹事クリタのコーカイ日誌2021

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5月30日 ● 全仏オープン開幕。

 全仏オープンテニスが始まりました。今年は何といっても男子シングルスのドローが話題になりました。BIG3と言われるジョコビッチ、ナダル、フェデラーの3人が同じトップハーフに入ってしまったのです。これはナダルが第3シードという全仏としては異例に低いシードになってしまったせいもあるのですが、独自のシードを決めるウィンブルドンと違って、全仏はランキング通りにシード順を決めるから仕方ありません。

 この結果、ジョコビッチとナダルの本命対決が準決勝となり、決勝はこのどちらかとボトムハーフから勝ち上がってくるであろう次世代エースたちとの対決になりそうです。トップハーフに入ってしまったフェデラーにとっては厳しいドローですが、ボトムハーフに入った選手たちはチャンス到来です。第2シードのメドベージェフはクレーとの相性が悪く、第4シードのティエムはコンディションに難があるようなので、第5シードのチチパスと第6シードのズべレフがボトムハーフでは勝ち上がるチャンスが広がっています。

 ジョコビッチ、ナダルのレジェンド対決と、チチパス、ズべレフの次世代対決をそれぞれ制した者の決勝というのも構図としては悪くありません。しかもジョコビッチとナダルが限界まで削り合った対決をすると、決勝に元気な若者が勝ち上がってくればいよいよどうなるかわかりません。もっともクレーコートは時に番狂わせを演出します。体力を限界まで使うコートだけに体調面で不安があると足元を掬われます。今回のドローはなかなか先が読めないドローで面白くなりそうです。

 ちなみに女子は大坂なおみは第2シードで比較的戦いやすいドローになったのでこれまで最高成績だった3回戦を超えていけるのではないかと思います。準決勝でサバレンカとセレナの勝者と対戦することになるので、ここまで勝ち上がれれば今回は御の字ではないでしょうか。本命はやはり第1シードのバーティでしょう。どのコートでも安定した成績を残せるところがバーティの非凡なところです。



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