幹事クリタのコーカイ日誌2021

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4月13日 ● 松山英樹のマスターズ制覇。

 松山英樹がマスターズで優勝しました。快挙です。素晴らしいことだと思いますが、でもそれほど驚きはしませんでした。松山ならいつか海外メジャーで優勝することもあるだろうと思っていたからです。それほど松山の実力は高いレベルにありますし、積み上げてきた実績も確かでした。渋野日向子の全英女子オープン優勝時とはちょっと印象が違います。

 それに加えて近年の日本のアスリートたちの世界レベルでの活躍は、もはやいちいち驚いてはいられないほどに顕著になっています。今回のマスターズ優勝もそうですが、「とても想像できない」「考えられない」「あり得ない」と考えられていたレベルに各競技で達してきているということです。サッカーW杯でアジアさえ勝ち抜けなかった頃から思えば、いまの日本サッカーの強さは隔世の感があります。

 同様にメジャーリーグでは野茂をパイオニアとしてイチローや松井秀、ダルビッシュや田中、そして大谷まで当然のごとくに素晴らしい成績を残しています。一昨年のラグビーW杯での快進撃もしかり、フィギュアスケートでの羽生結弦を筆頭にした日本勢の強さも、ジャンプの高梨沙羅、テニスの錦織圭や大坂なおみ、NBAの八村塁など、昔ではどれもこれも夢としか思えないような華々しい活躍ぶりです。

 これまで「日本人には無理」だと思われていた分野でもこうして世界のトップレベルで戦えるようになった要因はいくつもあるのでしょうが、大きな理由として彼らは「無理」だと思っていなかったことが重要なポイントだったのではないかと思います。自ら成長の限界を作ってしまうとその先には行けません。夢ではなくリアルに達成できる目標であると考えているからこそ、そのための準備と努力をしてたどり着けたのだろうと思います。

 さらに言えば、こうして多くの分野で競い合っていれば、さらに高い目標が現実的になってきます。松山のマスターズ優勝が錦織のグランドスラム制覇へのモチベーションになるかも知れません。大谷の活躍が刺激となって八村のプレーを一層引き上げる可能性もあります。もっと多くの分野に波及していけばもっと楽しみが増えそうです。



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