幹事クリタのコーカイ日誌2021

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3月17日 ● プロvsアマの難しさ。

 テニスのYouTube動画で僕が一番見ているのが「スターテニスアカデミー」です。テニスの動画チャンネルとしては後発ですが、なにせ鈴木貴男、小野田倫久という2人のレジェンド級のプロがメインとして出演し、さらに彼らの人脈からなのか、日本テニス界のトップクラスのプロが現役OBを問わずゲストで次々と登場しています。西岡良仁、ダニエル太郎、中川直樹、添田豪、近藤大生、松井俊英、本村剛一、坂本真一などなど、古くからテニスを知っている人ほど「おー」と思うようなゲストと企画が満載です。

 内容も技術解説だけにとどまらず、真剣勝負からグッズの紹介、お笑い企画まで幅広く、しかも連日新しい動画が配信されるので見ていて飽きません。そしていま配信されているのが、草トーの団体戦に出場して一般プレーヤーと対戦する企画。チームは男性が小野田プロ、プロデューサーの佐久間P、お笑い芸人のバモス!わたなべ、女性が日本ランク21位の荒川晴菜プロ、美女テニスプレーヤーとして人気の宇野真彩プロ、モデルの季葉という構成です。6人中3人がプロで、残る3人のアマチュアはスクールの上級クラスレベルというところでしょうか。

 正直、これだけのメンバーを揃えたら普通は反則です。半分がプロのチームなんて草トーに出てきたら怒られます。ただ人気YouTube動画のチームなので、実際には対戦したいというアマチュアも多いでしょうし、試合の様子を見ていると小野田プロも荒川プロも相手に合わせてプレーをしていて本気では打っていません。あくまでもバラエティとして、もしくはイベントとしてプレーをしています。ですから試合も勝ったり負けたりという感じです。

 その中で微妙な立ち位置なのが動画のコメント欄でも結構叩かれている宇野プロ。彼女はプレーヤーとしての実績は荒川プロに比べたら大したことはなく、美女ゴルフプレーヤーのテニス版ともいうべきタレントプロなので、相手に合わせた手抜きテニスをしているとミスを連発してしまうようです。かと言ってプロを名乗っている以上、本気モードで愛好家レベルのプレーヤーと打ち合うこともできず、結局一番チームの足を引っ張ってしまっています。動画を見ているこちらが辛くなります。

 レベルこそ違ってもこういうことは我々でもあります。相手が格下だからと適当に手を抜いて相手に合わせたテニスをしていると足元を掬われてしまうことは多いです。特に相手が負けてもともとで真剣に挑んでくる大会では気を緩めたら勝負は難しくなります。手を抜いて付き合ってやっても負けないというのは、結構なレベル差が必要ですし、ましてダブルスはペアがいますからますます大変です。宇野プロにとっては厳しい企画になってしまったなと思いながら動画を連日見ています。



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