幹事クリタのコーカイ日誌2021

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3月9日 ● SNSの使い方の世代差。

 パソコン通信以来30年以上にわたってネットの世界を見てきましたが、さすがに還暦ともなると最先端についていくのはしんどいと言うか、その必要を感じなくなってきます。そもそもが必要があってやっていたわけではなく、面白そうだからやっていただけなので、パソコン通信も個人サイトもブログもtwitterもLINEもfacebookもInstagramもとりあえず新しいものは齧りにいきました。

 しかしここのところはもうネット界のオールドメディアだけで満足しています。twitterはブログの更新報告以外はほぼ読んでいるだけ。facebookが主でInstagramはそちらしか読んでいないような人に向けてサブ的に使っています。連絡は仕事やテニス仲間にはPCメールが主で、それ以外の人とはほとんどLINEです。TikTokもclubhouseも興味が湧きません。

 20代半ばの娘はほとんどtwitterとLINEで世界ができていてInstagramが従。facebookは中年以上向けのSNSになっていて、僕の周りでもfacebookで積極的に書き込む若者は少なく、逆に40代以上の友達の中にはかなり熱心なユーザーが多いです。TikTokは20代半ばの娘にももう世代が違うと感じるようで、もっと若い層が使っているみたいです。

 多くの年配層にとってfacebookが受けているのは実名だからでしょう。あくまでもリアルの延長線上にあるのがSNSなので、実名でプライベートの「いま」を見せてくれるfacebookは安心感があります。そもそもプライバシーとか個人情報についてそこまでうるさく気にしてこなかった世代です。

 逆にアカウントを使い分けて「ほんの一部分」しか見せないようにしながらSNSに向き合っている若い世代にとっては、実名のfacebookでプライベートを見せるなんて到底無理なのでしょう。彼らは警戒心が強く、人との距離感を気にします。我々からしたらそんなに身構えなくてもと感じますが、逆に若者からしたら中年以上の連中は能天気なアホばかりなんじゃないかと思っていることでしょう。

 そんなわけで、どうしてもSNSで繋がるのが似たような能天気な年寄りばかりになってしまいます。当然それによって見ている世界が異なってきてしまいます。もちろん個人差があり安易な世代論には慎重になるべきですが、SNSの世代による使い方の差が世代の分断を促進しているんじゃないかと最近ますます感じています。



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