幹事クリタのコーカイ日誌2021

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2月27日 ● ヘリコプターの爆音ストレス。

 16連休初日の今日、テニスをしていたら急にヘリコプターが飛んできました。それもかなり低空飛行で搭乗している人が見えるくらいの距離です。赤い消防ヘリのようでした。しかもテニス場の近くでホバリングして止まっているのでドクターヘリなのかと思いましたが、そういう様子でもありません。ずっと止まっているのでうるさいなと思っていたら、消防車のサイレンの音もします。火事かなと思いましたが、近くで燃えている家屋も見当たりません。

 そうこうしている間にさらにヘリコプターが飛んできます。それも1機現われたかと思ったらまた1機、さらに1機と次々と飛んできて、ついに6機のヘリコプターがテニスコートの周りをグルグルと回り始めました。最初に飛んできたヘリはずっと低空飛行でしたが、その他のヘリはもう少し高いところを回旋しながら飛んでいます。どうやら報道のヘリのようです。

 消防車も増えてきて騒がしくなってきましたが、かと言って相変わらず火も煙も見えません。6機のヘリがコートの周りをグルグルと飛び回っていて、うるさいことこの上ありません。数メートル離れていたらお互いの声も聴きとれないほどの騒がしさです。プレーに全く集中できません。

 テニスと言うスポーツはテレビでの中継を見ていてもわかるように観客は静かに応援するのがマナーです。サッカーや野球のようにどんちゃん騒ぎながら見るものではありません。なぜなら周りがうるさいと打球音が聞き取れないのです。テニスプレーヤーは相手の打った打球音で球種やスピードを判断します。「バンッ」なのか「カシュッ」なのか「シャリ」なのかは重要な情報なのですがヘリの爆音で全く聞こえない中でのプレーはかなりのストレスでした。

 1時間以上もヘリ軍団は爆音を上げて上空を飛んでいましたがようやく次々と帰っていきました。最後に消防ヘリがいなくなったところでコートに訪れた静寂にみんな口々に「こんなに静かだったんだ」と改めて感動しました。後で知ったのですが、テニス場のすぐ隣に広がる雑木林から煙が上がっていたそうです。山の向こう側だったのでこちらからは見えませんでしたが、山の反対側で犬を散歩させていた妻からは盛大に上がる白煙がよく見えたそうです(画像こちら)。画像を見てわかるように本当にコートのすぐ近くでした。

 もちろん山火事なのですから消防がヘリを飛ばすのは当然必要です。テニスくらいで文句は言いませんが、震災の時などに上空を飛ぶ報道ヘリがうるさいという声をよく聞きますが、実際に被災しているのにあんなにバリバリと爆音を上げてずっと上空を飛ばれたらかなりのストレスだろうと思います。ヘリを飛ばすのはある程度は仕方ないのかも知れませんが、もっと静音化を図るような計画はないのでしょうか。あんな爆音を聞かされ続けたら誰もマスコミの取材に協力なんてしたくなくなりますよ。



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