幹事クリタのコーカイ日誌2021

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2月22日 ● インパクトまでが大事。

 昨日の山本麻友美プロに教えてもらった両手バックハンドのアドバイスでひとつ書き漏らしていたことがありました。大事なのはインパクトまで、ということです。これは特にリターンの時のような速いボールへの対処法なのですが、コンパクトなテイクバックから打点に向かってインパクトするまでを意識して、インパクトした後は振らなくてもいいくらいのつもりで大丈夫という話でした。

 YouTubeでテニスのレッスン動画を見ていても、プロ選手が同じことをよく言っています。いかにインパクトをきちんと合わせるか、その時にラケットを握って力を入れられるか、インパクトの後のフォロースルーは自然に任せておけばいい、という説明をする選手が多いです。理屈で考えれば確かに1000分の4秒程度と言われるインパクトの後に何かしようとしてももう手遅れですから、インパクトがしっかりできれば後はどうでも良いということは言えるかも知れません。

 ただ人間はロボットではないので、インパクトの瞬間に実際に動きを止めることができません。だからフォロースルーまで含めた流れの中で体の使い方を意識するという考え方も当然あり得ます。そういう意味では僕はフォロースルーを考えることが無駄だとも思っていませんが、より大事なのはテイクバックからインパクトまでだということは全く同感です。そして頭では理想のテイクバックからインパクトまでのイメージもできています。

 ただそれが頭ではわかっているからと言って、そのイメージ通りに簡単に体が動くものではないということが厄介なところです。結局反復練習をして自動的に動くようになるまで体に覚えさせるしかありません。以前山本プロのバックハンドのドライブボレーの反応の速さと正確さがスゴイと言ったら「これまで打ってきた本数が全然桁違いですから」と返されました。僕も40年以上テニスをしていますが、ずっと遊びのテニスなのでそう言えるほど努力もしていません。逆に言えば、だからこそまだまだ発展途上だと考えていますけどね。



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