幹事クリタのコーカイ日誌2021

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2月21日 ● 両手バックハンドのコツ4つ。

 今日の山本麻友美プロのレッスン会。久しぶりに両手バックハンドを教えてもらいました。最初に両手バックを教わったのはもう1年半前のことです。初めはなかなかまともにボールを打つことができなかったのですが、コツコツかつコソコソと練習を積み重ねてきて、最近ようやく初級者の女性並みにボコーンと打ってラリーができるようになってきました。ただまだ試合で使えるほどの威力も精度もなく、ゲームの時には相変わらず片手バックで打っています。

 なので今の課題はまず試合中にきちんとラケットの真ん中で当てて、しっかり飛ばせるようになること。そのために今日山本プロにアドバイスされたことが山のようにあったので、自分の覚え書きとして全て書いておこうと思います。

 まずその1は横向きにならない。どうしても両手バックというと横を向いて腕を振るんだと思いがちですが、横向きになってしまうと体の捻りが入らない上に、自分の体でブロックしてしまうのでクロスに打ちづらくなり、そのために腕で無理やりクロスに持っていこうとしてしまいます。なので、足をクローズドにせず、むしろ若干オープン気味で捉えて、そこから打ちたい方向にステップすること。これがまず一番に直すべきポイントでした。

 その2はテイクバックで面が上に開かないこと。これは僕の癖なのですがフォアハンドもサービスでもテイクバックで面が開く癖があります。多分無意識にリストを過剰に使おうとしているのでしょう。しかしこれは面の向きが安定しないので振り遅れると上に飛ぶし、早すぎると下に飛んでしまいます。なので最初から面を伏せ気味にして構えてそこから前にラケットを振り出せばきちんと真っすぐな面で当たるようになるということでした。

 その3はテイクバックは左肘から引くこと。その2と繋がる話ですが、肘から引くことで面が上を向かないし、上から下へと回すことができるので自然と回転もかけやすくなります。また高いボールに対する対応もしやすくなるので、左肘を回すことがポイントだということです。もちろん伊達公子のように下に構えるだけのテイクバックもあるのですが、彼女はほとんどライジングで打つからあのテイクバックでもOKですが一般的ではないということでした。

 その4は打点は思っているよりも前。片手バックの打点はかなり前ですが、両手バックは引きつけて打てるので体に近いと思っていました。しかしそれはあくまでも体に近くても打てるというだけで、本来の理想的な打点はしっかり前の方で捉えて体重を乗せていくようにした方が良いということでした。言われてみればそれはフォアハンドでも同じ。近くても腕の力で無理やり持っていくことはできますが、理想的には前でしっかり打った方が楽に力が伝わります。両手バックを左手のフォアだと思えば理屈は同じことです。

 以上、今日だけでたくさんアドバイスをもらってしまいました。これだけのことをすぐに全部できるわけではないので、これからひとつずつ体に覚えこませていかなければなりません。レッスン後のゲーム練習で両手バックをずっとやってみましたが、最初は良いのですが疲れてくると打点にちゃんと入れなくなってミスヒットが増えたので、このあたりも両手バックの課題だなと再認識しました。道のりは遠く長いです。



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