幹事クリタのコーカイ日誌2021

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2月15日 ● 30年ぶりの日経平均3万円台。

 どこまで株価は上がるのかと見ていましたが、とうとう日経平均3万円台まで回復してしまいました。30年ぶりです。30年前、僕は証券会社に口座こそ持っていましたがまだ株式の売買はしておらず公社債投信などでコツコツと貯蓄をしていました。これは大した理由があったわけではなく、テニス仲間に証券会社の営業の女性がいて勧められたからやっていただけで、まだ株には手を出していませんでした。お陰でバブル崩壊で大怪我しなくて済みました。かすり傷程度は受けましたけど。

 株を初めて買ったのは1997年のJR東海の上場でした。これもまた別の証券会社の営業をしているテニス仲間の女性から勧められたのですが、当時は日経平均が2万円くらいでバブル後ようやく少し盛り返してきたかなという時期。このJR東海は3年後くらいに倍近いところで売ったのでかなりの利益が出て「株って儲かるじゃん」と味をしめて、それから少しずつ株の売買をするようになりました。

 最初の頃は値上がりを期待して値動きの激しい小型株を買っては売るということもしていたのですが、いつも個別銘柄の株価を気にしている時間と労力が煩わしく虚しく思えてきたので、徐々に長期保有を目的に配当利回り重視で、そこに優待のお楽しみを加えて銘柄を選ぶようにしました。上がっても安易に売らず、もちろん下がっても持ち続けて配当金と優待で我慢するようにしています。

 例えば10数年前からずっとアルペンの株を持っていますが、優待券でテニスシューズを毎年買うようにしているので、値下がりしている時でも損をしている気はしません。テニスの後にはガストでお茶会をしていたので、すかいらーくグループの株を買ったり、サックスのレッスンの前にコメダで腹ごしらえをしていたのでコメダの株を買ったりと、確実に使える優待券はありがたかったです。ガストにもコメダにも行かなくなったのでコロナ禍の前に株も売ったのですが結果的には良い時に売って正解でした。

 長期保有がポリシーとは言え、さすがに日経平均3万円台となってくると、そろそろ天井がどこか、もしかしたらバブルが崩壊して大きく値下がりするのではないかという警戒心がもたげてきます。小遣いで買っている株など大した額ではないですがやはり大損はしたくないし。そして今は定年で退職金が入ってくるタイミング。老後に備えて、なけなしの退職金の投資先を考えなければならない時期です。老後の生活費は無理でも孫への小遣いくらいは株の配当金で賄うことが若い頃からのささやかな夢だったので、退職金で高配当株をがっつり買おうかと思っていましたが、株価が高いいま買うのはさすがに躊躇します。攻めるか守るか悩みどころです。



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