幹事クリタのコーカイ日誌2021 |
2月7日 ● 親戚付き合い。 母方の伯父が下半身が動かせなくなり寝たきりになっているという連絡があり、母親を連れて見舞いに行きました。伯父の家に行ったのは長男が生まれて顔を見せに連れて行って以来ですから、恐らく30年ぶりのことです。伯父と会うのも7年前に伯父の次男である従兄弟が急死した時以来。その頃はまだ元気だったのに、やはり80代後半にもなると急に悪くなることもあるのでしょう。 久しぶりに会った伯父は想像していたよりもずっと元気で頭もしっかりしているし、口も達者でした。ただ10日ほど前から腰から下が全く動かせなくなったそうで、MRIで見たら頸椎の一部が神経を圧迫しているのではないか、ということ。年も年だけに手術をするかどうかこれから相談して決めるんだそうです。本人は「何も悪いことしていないのに、こんなことになって悔しい」としきりに言っていましたが、その気持ちはわかりますが、年齢的にいろいろ障害が出てくるのも無理ありません。介護認定を受けて明日には介護ベッドが届けられるそうです。老老介護になる伯母も大変です。 この伯父は母の2歳上の兄で、僕が幼い頃は近所に住んでいました。僕の2歳年下の長男がいて、この従兄弟とは小学生の頃までは兄弟のようによく遊んでいました。親戚の中でも一番付き合いが深いのですが、それでも最初に書いたように最近ではすっかり疎遠になっていて普段は年賀状くらいしかやり取りがありません。ただ久しぶりに会ったら伯父伯母も従兄弟も昔のように「会いに来てくれて嬉しい」と喜んで迎えてくれたのは温かい気持ちになりました。 思い返せば昭和の頃は親戚付き合いというのはどこの家でももっと深くしていたものです。それがいつの間にか「煩わしい」ものとして敬遠されるようになり、最近は親戚付き合いをしない人が随分と増えている気がします。そういう僕自身も自分の弟家族以外とは年賀状くらいで従兄弟たちとはかなり疎遠になっています。そういう時代だと言ってしまえばそれまでですが、伯父にはいろいろ若い頃に世話になっていますし、婚姻届の証人にもなってもらっているので、また顔を出そうと思いました。なにせ今の伯父の姿は30年後の自分の姿かも知れませんから。こんなことを思うのも自分が年を取ったせいでしょうね。 |