幹事クリタのコーカイ日誌2021

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1月24日 ● サービスの打ち分け方。

 今日の山本麻友美プロレッスン会でまたサービスを教えてもらいました。と言っても、すでに3年くらいかけて改良したので、現時点ではかなり打ち方は良い感じにはなってきているのですが、まだ精度・威力ともに課題は残っています。と言うか、60歳直前になってまだ威力を上げようというのはなかなか難しいのですが、なにかヒントをもらえないかというところでした。

 山本プロの話では精度・威力ともに共通して大事なのは「軸」の話でした。スィングスピードを上げようとして力んでやたらと腕を頑張って振っても、それによって体の軸が狂ってしまったら台無しで、やはりきちんとしたフォームを保った上でラケットをトロフィーポーズからインパクトまでにいかに加速させるかがポイントだということです。恐らく精度についても同じことで、きちんとしたフォームで、きちんとラケットにボールを当てることが全てだと思います。

 その上でもう少し威力を上げたいということなら、少しだけ高いところでインパクトするようにした方が良いということでした。今は確率を良くしようと回転を多めにかけていますから、打点がちょっと低いけれども、それは回転重視なら問題ない、でもスピードを出すなら気持ちトスを高く上げて、そのトスに対して斜め上に向かって捉えにいくイメージで打つとフラット気味に当たるから威力が出るということでした。

 そしてこの「少しだけトスを高く上げる」一番の効能はレシーバーにサービスの違いがバレにくいということにあるそうです。トスを左右にずらすと相手からもわかりやすいですが、同じ位置でトスの高さが少々変わってもレシーバーはあまり気づかないからです。それで回転量とスピードが変われば相手は戸惑うし、次はどちらだと迷ってくれるのでリターンの精度が落ちるということです。

 サービスの打ち分け方というと、トスの位置を右に上げてスライスとか左に上げてスピンとか、もしくはラケットを振りだす方向を変えるというのが一般的ですが、さすがツアーを回っていた歴戦のプロだけあって、より実戦的なヒントをもらうことができました。大事なのは自己満足のためにサービスを打つことではなく、相手にいかに良いリターンをさせないかです。コースと球種を読ませない駆け引きがちゃんとできれば、60歳でもサービスでポイントが取れます。


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