幹事クリタのコーカイ日誌2021

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1月18日 ● 初場所の優勝予想。

 両横綱は休場し、綱取りが期待された貴景勝はまさかの連敗で9日目で早くも7敗と負け越し寸前。平幕の大栄翔が初日からストレートの給金直しとひとり気を吐いていましたが、どうやらトップを走ることで緊張したのか勢いが止まってしまいました。現在大栄翔が1敗、2敗で大関正代が後を追います。3敗に大関朝乃山、関脇照ノ富士、平幕の阿武咲、明正、霧馬山、志摩ノ海、逸ノ城、豊山、琴ノ若、明瀬山が並ぶ大混戦模様になってきました。

 大栄翔は実力のある力士ですし、役力士との対戦を全て終えているので一見有利ではありますが、逆に優勝争いの先頭にいて格下の力士との対戦が続く方が「負けられない」となって硬くなってしまうことでしょう。後半戦も勝ち続けるのは難しいだろうと思います。となると優勝ラインが3敗、もしかしたら4敗あたりまで下がってくることも考えられます。

 優勝ラインが3敗だったら実力者の正代、朝乃山、照ノ富士の3人が有利です。今後は上位陣同士の星の潰しあいが続きますが、そこを抜け出してくるのが果たして誰か。今場所の相撲を見ていると安定感が一番ある正代が本命とは思いますが、怖いのは後がないことで思い切ってくる貴景勝です。貴景勝が優勝争いのカギを握りそうな気がします。

 そしてもし上位同士の潰しあいで優勝ラインが4敗まで下がると、大栄翔も含めて平幕力士の中で波に乗った伏兵が優勝をさらう可能性もあります。強い力士がいない団栗の背比べ状態だけに、誰が優勝しても不思議はない場所となりました。


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