幹事クリタのコーカイ日誌2021

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1月11日 ● 成人の日と初幹事。

 今日は成人の日でしたが成人式を中止にした自治体も多かったということです。成人式を楽しみにしている人もいれば、絶対に出たくないという人もいることでしょう。僕の場合は実は成人式よりもその後の中学の同窓会の幹事の方が大変でした。僕の中では成人の日の思い出イコール同窓会幹事となっています。

 この中学の同窓会は自分の発案ではなく先生からの提案、というよりは通達でした。「成人式の後は中学の同窓会やるから幹事よろしくな」という有無を言わさない話が降りてきたのです。それが恒例だから、ということでしたが、よくよく考えてみれば僕の中学はマンモス校から分離独立した新設校だったので我々が第2回の卒業生。恒例と言われても前例は1回しかないのに酷い話でした。

 外部の飲食店を利用しての学年全体約250人の同窓会の幹事なんて19歳当時は未経験でしたから勝手がわかりません。とりあえず先生に紹介された市内の老舗の料理旅館を予約し、往復はがきで同窓生に連絡をし、幹事仲間を各クラスから集めて組織してと、いまやっている同窓会幹事の原型はこの時から変わっていません。

 通常、成人の日の思い出というのは久しぶりに会った旧友とワイワイ楽しく騒いだ、楽しかったというものでしょうが、僕の場合は成人式なんて顔を出していただけで、ずっとその後の同窓会の手配のことばかりやっていました。同窓会自体も幹事をするのに忙しく自分が楽しんだ記憶がありません。中学時代に好きだった女の子とかと話をしたかったのに、そんな時間もありませんでした。なんで幹事なんかやってるんだろうと残念な思いでいたのを覚えています。

 なのに、結局その後も小学校、中学校、高校の同窓会の幹事は全て自分が引き受けさせられています。会社でも随分と職場の宴会や旅行の幹事をやりました。テニスサークルの幹事を除けば自発的にやったものなどひとつもないのに、なんでこんな幹事人生を送っているのか、つくづく不思議です。

 ただひとつメリットと言えることはありました。実は人付き合いがそれほど良い方ではないので、幹事をやらなかったらきっと同窓会も宴会も旅行もあまり参加しなかっただろうということ。未だに自分が幹事じゃないと誘われても参加率はかなり低い方です。人並みに他人との付き合いができているのは幹事をしてきたお陰なので、振り返ってみれば成人の日の初幹事が大人への階段の一歩目だったということになるみたいです。


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