幹事クリタのコーカイ日誌2021

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1月10日 ● 初場所は中止にしたらどうか。

 大相撲初場所が始まりました。しかしコロナに感染した力士と、その濃厚接触者が多く休場力士が多発した中での開催となり、かなり歪な場所となりました。しかも、序二段の琴貫鐵が心臓に持病があるのでコロナ感染を危惧して休場したいと申し出たら引退に追い込まれたという全く配慮のないことまで起こり、本当に初場所を開催して良かったのか、またこのまま千秋楽まで無事に開催できるのかという瀬戸際に追い込まれています。

 いくら感染予防対策を取っていると相撲協会が主張したところで、この感染爆発している東京で、接触が避けられない相撲を取ること自体がアウトだと思います。 しかも相撲部屋という独特のシステムもクラスター化を避けられません。肥満体の力士は彼ら自身が「基礎疾患がある」予備軍であり、まして高齢の親方衆などはコロナに罹患したらかなりの確率で重症化するリスクを抱えています。日本のプロスポーツ選手で最初にコロナで亡くなったのは三段目の勝武士だったことを忘れてしまったのでしょうか。

 進退がかかっているはずの両横綱は白鵬がコロナ感染で休場、鶴竜は怪我のため休場という惨状で、先場所優勝した貴景勝が「綱取り」などと言われても白けるばかりです。次なる感染者が出て所属部屋ごと休場するようなことが起きる前に、問題だらけの初場所は中止にして、一度しっかり足元から見直してから再出発を図った方が良いと思います。


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