幹事クリタのコーカイ日誌2020

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12月23日 ● 漫才適齢期とテニスのピーク。

 先日のM-1グランプリで審査員のオール巨人が「漫才適齢期は30代後半から40代」という話をして若干のざわめきを起こしていました。最近のお笑い芸人はどんどん高齢化が進んでいて上が詰まっている感がありますが、バラエティでMCをしたりひな壇でトークをするのと違って、やはり舞台でネタをやるにはまだ体力も勢いも時代性もありながら経験を積んで技術も磨いてきた30代から40代が一番力が発揮できるというのは素人ながらに「なるほど」と思わないでもありません。

 大昔、会社の大先輩が会議の席上で「クリエーターのピークは35歳」説を唱えて物議を醸したことがありました。当時まだ僕は20代後半だったので笑って聞いていられましたが、もちろん会社には50代までいるのですから、上の世代の人たちの中には「おいおい」という顔をしている人たちもいました。ただこれも実際に自分が40代後半になった頃には「まああながち間違ってはいないかな」という感想も抱いたのは確かです。

 もちろんこういうことには個人差があって、早熟の天才もいれば遅咲きの人もいます。体力や発想力だって若くてもダメな人もいれば、年を重ねてもいつまでも素晴らしい人もいますから、あまり一概に年齢で括るのは間違いのもとですが、仕事というのは経験と知識という積み重ねの部分と、体力と瞬発力と柔軟さという若さに依存する部分が両方必要なので、30代〜40代が一番脂が乗った時期であることは大まかには合っているのでしょう。

 僕の場合は仕事についてはもう定年なので今さらどうこう考えていませんが、テニスについてはこういう話で思うことは多いです。身体的にはすっかり若い頃より衰えているのは確かで、特に視力と瞬発力、反応の衰えがかなり顕著です。筋力や持久力はまだそれに比べたら落差が少なく維持できていると思います。そして技術は基本的には少しずつですが向上中で、戦術・戦略の理解はどんどん進んでいます。トータルではむしろ若い頃よりもテニスは強くなっているのかもと思わないでもありません。

 と言うことで、大人になってから始めたアマチュアプレーヤーのピークは60歳という大胆な説を唱えてみようかと思います。いや、それだとすぐにピークアウトしてしまうので、65歳にしておこうかな。さすがにきついか。


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