幹事クリタのコーカイ日誌2020

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12月18日 ● やる気のあるとき無いとき。

 人間ですから、気分のアップダウンは誰にでもあることでしょう。妙にやる気があって積極的になっている時もあれば、逆に何に対してもやる気が起きずに寝転がってばかりの時もあります。基本姿勢が前向きの人も逆に後ろ向きの人もいますが、その人なりにこうした浮き沈みはあるだろうと思います。

 僕も日によって、もしくはもっと長いスパンで月単位、時には年単位でやる気スイッチが入っている時もあれば、逆に穴ぐらに入って冬眠したくなるような時もあります。50歳前後の3〜4年はやたらと前向きスイッチが入っていて、今も続けているサックスもピアノも、またプロとのテニスもこの頃に新しく始めました。結局実現はしませんでしたが、新しい仕事をしてみたいと考えていて、転職やNPO法人を立ち上げてみようと思って調べていたのもこの頃でした。

 人との交流にも積極的で、何か面白そうなことをしている新しい人と会えると聞けばすぐに紹介してもらって会いに行き、どんどん人的ネットワークが広がりました。講演も頼まれればホイホイと出かけていって、あちらこちらで喋っていました。ちょうどSNSも普及し始めていたので、さらに新しい出会いもあり、また古い友人との交流が復活したりもしました。

 しかしそれから徐々にこの情熱は衰えていき、この数年は逆に守りの姿勢というか、断捨離というか、もしくは集中と選択と呼ぶべきか、とにかく広げた風呂敷を畳むことを主にやってきました。いろいろと始めてみたことから、これは性に合っているなとか、好きだから続けたいとかというものだけが残りましたし、人間関係も同じで、あまり多くの人と付き合うと疲れるので、誰にでも良い顔をするのではなく、なるべく相性の良い好きな人とだけ会うようにしています。

 こう感じるのは50代後半という年齢によるものなのか、それとも先に書いたように今はタイミング的に引き波だからなのかは自分でもわかりません。もしかしたらまたそろそろ10年ぶりのビッグウェーブがやってきて、新しいチャレンジを始める可能性だってあります。

 ただ経験上わかっていることは、自分のこうした気分に逆らってもあまり良いことはないということです。やる気が出ない時はおとなしくしていれば良いのです。我々のような年寄りだけではなく、若い人も子どもであっても、あまり無理して頑張ると多分どこかで歪みが出ますから、力を抜いてうまく波に乗るようにしましょう。


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