幹事クリタのコーカイ日誌2020

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12月16日 ● 初雪と半ズボンの思い出。

 名古屋に初雪が降りました。クリスマスより前に雪が降るのは近年ではかなり早いという印象です。温暖化の影響か、最近は雪が降ること自体が珍しくなりましたから、12月半ばの初雪というのはちょっとインパクトがあります。

 50年ほど前、僕がまだ小学生の頃はもっと今より寒かったので、12月に雪が降ってもそれほど不思議はありませんでした。小学校5年生の時に男子の間でいつまで我慢して半ズボンで登校するかという意味不明の競争が勃発。僕と親友の「ごりちゃん」はお互いに励まし合って、ついにクラスで2人だけ半ズボン組となりました。11月下旬のことでした。こうなるとどちらも引くに引けません。と言うか、半ズボンをやめるタイミングを見失ってしまったのです。

 しかし11月30日、初雪が降りかなり冷え込んだ朝、ごりちゃんは長ズボンで登校、僕は母親の意見を振り切って半ズボンで登校したので見事に「ラストマン」となって勝利したのです。クラスの一部男子が祝福をしてくれましたが、女子からは「バカみたい」と冷ややかな視線を受けていたのは言うまでもありません。

 当時の名古屋では12月になる頃には気温が氷点下まで下がり、登校時に霜を踏み、水たまりに張った氷を割りながら歩くというのが日常の光景でした。雪合戦は冬休みに入る前にはやっていましたし、もちろん指に霜焼けもできていました。今では最低気温が氷点下になる日など1年で本当に数えるほどしかありません。「今日は寒いなぁ」と言っても最低気温が2℃くらいだったりして全然大したことはないのです。

 もちろん、その代わり夏は今よりずっと涼しかったです。最高気温はせいぜい32〜33℃くらいで、夏休み期間でも30℃を超えない日も普通にありました。暑いか寒いか、どちらが好きかは人それぞれでしょう。ちなみに半ズボン競争で勝利した翌日、僕は案の定、風邪を引きました。寒さにハートは打ち勝ちましたが、体は負けでした。母親の意見は聞いておくものです。


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