幹事クリタのコーカイ日誌2020

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12月13日 ● サーブ&ボレーの特訓。

 今日の山本麻友美プロによるレッスン会ではサーブ&ボレーの特訓をしてもらいました。15分間ずっとサーブ&ボレーです。1分間に3回ネットダッシュをしたとして45本くらいになりますか。もう少しペースは遅かったかも知れませんが、それでも35〜40本くらいはやったと思います。還暦目前のオヤジには結構きつい運動になりました。ただ足腰よりも肩の方が痛くなったので、まだまだ足腰は何とかいけるという手応えはありました。

 サーブ&ボレー自体は大昔からやっていますが、なかなか武器にはなりません。特に最近の若者たちのリターンはラケットの進化もあって大昔とは比べものにならないくらい速さも威力もスピンも増しています。オールドスタイルのサーブ&ボレーではとても対抗できません。大昔はとにかく前に出てファーストボレーを緩くてもいいから深く打っておけば何とかなるというものでした。今はむしろファーストボレーを低く滑らせたり、短くアングルに打ったりして、ハードヒットをさせない工夫が必要です。

 速くて威力のあるリターンに対抗するには、どういうリターンがくるかの予測が大事です。ただ今日山本プロに言われたのは、予測に拘り過ぎるとかえって想定外のリターンに対して対応できないということです。これはサーブ&ボレーに限らず僕のテニス全般に当てはまる指摘で、年齢を重ねてきて若い頃よりは反応も動きも遅くなったので、それをなるべく予測でカバーしようとしているのですが、自分の予測に拘り過ぎて逆を突かれたりするケースも増えました。ある程度は予想をしつつも、違うリターンが飛んでくる可能性も織り込んでおきながら対応を考えておいた方が良いというもっともなアドバイスでした。

 今日はそれを言われてからあらゆる場面で最低2つの選択肢を思い浮かべながらプレーをするように心がけました。6割Aパターン、3割Bパターンを想定しておくだけで随分と対応できる範囲が広がります。ちなみに残り1割は相手のナイスショットなのでやられても仕方ないと割り切ることです。テニスは100%ポイントを取ることは難しい競技です。取ったり取られたりを繰り返しながら55%の確率でポイントを取れたら大抵勝てます。サーブ&ボレーの特訓でしたが、テニス全般へのヒントにもなり有意義なレッスンでした。


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