幹事クリタのコーカイ日誌2020

[ 前日翌日最新今月 ]

12月4日 ● 鬼滅の新聞広告。

 『鬼滅の刃』のコミックス最終23巻が今日発売されました。それを告知する新聞広告が今朝の全国紙全5紙(読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞)の朝刊に掲載されました。しかも単なる大型広告ではなく主要キャラクター3人と作者吾峠呼世晴で各1頁の全4頁60段の大判振る舞い。さらに主要キャラクターは各紙3人ずつ全部で15人です。さらに今回の広告展開は3日夕刊から続くものですから、近年の新聞広告では桁外れの大型出稿となりました。

 さらにすごいのは、各紙でそれぞれ違うキャラクターが登場しているので、ファンが全紙をコンプリートしようとコンビニを買いに回っているそうです。大型の広告収入だけではなく、この販売収入も合わせれば新聞社は集英社に足を向けて寝られないほどの神風です。ファンが全部揃えたくなる心理はよくわかるので、これは完全に企画者の作戦勝ちです。

 ちなみに各紙の掲載キャラクターは、読売新聞:竈門炭治郎・栗花落カナヲ・悲鳴嶼行冥、朝日新聞:我妻善逸・竈門禰豆子・時透無一郎、毎日新聞:冨岡義勇・胡蝶しのぶ・宇髄天元、産経新聞:嘴平伊之助・不死川玄弥・不死川実弥、日本経済新聞:煉獄杏寿郎・甘露寺蜜璃・伊黒小芭内だそうです。どの紙に誰を出すかは悩ましかったでしょう。人気キャラクターは分散させなければならないし、キャラクター相互の関係性とかも計算したいしで。一番人気のある組み合わせはどの新聞なのでしょう?

 今やすっかり落ち目の広告媒体となった新聞ですが、たまにこういう話題になるような広告企画があると、やっぱり紙の力は強いなと思います。新聞だけではなく駅などの大型のポスター連貼りなどもまだまだ人目を惹きますし、広告が全てデジタルばかりにシフトしていくのではなく、紙を使った広告も頑張ってくれると還暦前の元コピーライターとしては嬉しくなります。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」