幹事クリタのコーカイ日誌2020

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12月3日 ● 感染者を責めてはいけない。

 NMB48の白間美瑠がコロナに感染しました。いまの日本の現状ではいつどこで感染してもおかしくはないですし、芸能人の感染も続々と公表されていますからAKB48グループから感染者が出ても何ら不思議ではありません。ただ白間はAKB48グループの選抜メンバーだったので、一緒に音楽番組に出演した他の選抜メンバー15人も濃厚接触者ということで自宅待機になりました。これもまた当然の措置ですが影響は大きいです。

 15人はPCR検査の結果、判定が出ていないSTU48の瀧野由美子以外は陰性で、また体調不良を訴えているメンバーも誰もいないということですから、しばらく様子を見て活動を再開することになるだろうと思います。なにせ選抜メンバーばかりなので、各グループのエース級が揃っています。彼女たちが休みとなるとグループ全体の活動にも支障が出てしまいますから、陰性で良かったと思います。

 とは言え、この時期は大型の音楽特番が各局で続々と放送される時期です。影響がないわけはありません。そこにもってきてAKB48は12月8日が結成記念日です。8日は結成15周年の記念公演が行われるのに柏木由紀、峯岸みなみ、横山由依、岡田奈々、向井地美音、小栗有以ら知名度が高い人気メンバーが揃って出られないとなると公演自体が成立しない可能性が大です。白間としては申し訳ない気持ちでいっぱいでしょうし、いくら謝っても謝り足りない心持ちだろうと思います。

 ただ本人がいくら申し訳ないと思っていても、周りは感染した白間を責めるべきではありません。最初に書いたように誰でもいつ感染するかわからないような状況なのです。「人を呪わば穴二つ」という諺もあるように、人の感染を責めていたりしたらいつ自分も感染するかわかりません。何より感染者を糾弾するような風潮が起きると、感染しているにも関わらず検査を拒否したり隠したりする人が増えるのが一番危険です。

 感染の疑いがあったらすぐに検査を受けなければいけないのに、感染したら犯罪者扱いされることを恐れて、知らん顔をしてやり過ごしてしまえば、さらに感染を広げることになりかねません。感染者をむやみに責めると結局そうやって自分の身にも回り回ってリスクが降りかかってくるのですから「穴二つ」なのです。

 噂ですが、田舎ではコロナに感染したりしたら村八分にされたり住んでいられなくなって転居したりすることもあるということです。本当に今どきそんな理不尽なことが起こるのかと思いますが、日本の田舎ならいかにもありそうだと思えてしまうのも事実です。感染拡大を防ぐためにも、感染者の人権と生活を守るためにも政府やマスコミは感染者を責めてはいけないということを徹底して発信していくべきだと思います。

 もちろん、だからと言って感染しても良いという意味ではないし、ちゃんとできる限りの予防策は講ずるすべきだという当たり前のことも注釈としてつけておかないと、また余計なトラブルになりかねないのが面倒なところですが。


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