幹事クリタのコーカイ日誌2020

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11月25日 ● 巨人はロッテより弱かった。

 かつて「巨人はロッテより弱い」という言葉に発奮して3連敗からの大逆転優勝をした巨人でしたが、今年は全くソフトバンクに良いところなく昨年に続いて2年連続で4タテを喫してしまいました。パ・リーグで今季2位のロッテはソフトバンクとの対戦成績を12勝11敗と勝ち越しています。「巨人はロッテより弱い」と今こそ言って問題はないでしょう。

 僕が第1戦を菅野で負けたので巨人は終わったも同然だと書いた通りの展開になりましたが、それにしてもここまで弱かったとはさすがに驚きました。巨人はいくつもの日本シリーズ最低記録を作りました。2005年の阪神に並ぶ4試合の合計4得点という最低得点記録。あの有名な「33-4」に比べれば「26-4」ですから辛うじてマシだったとは言え、安打数の16安打、チーム打率.132、三振41個という貧打記録を軒並み更新してしまったのですから日本シリーズでもっとも打てなかったチームとして文句なしの結果を残しました。

 2年連続で1勝もできずに日本シリーズ敗退が決まったのはプロ野球史上初、 2013年第7戦から日本シリーズ9連敗はワーストタイ記録。主軸の坂本の打率が.214、岡本.077、丸.133で3人揃って「逆シリーズ男」。彼らはソフトバンクのパワー系投手に完全にやられていました。野球の質が違うのですから、DH制を取り入れたらどうにかなるという問題ではなさそうです。

 逆にソフトバンクは黄金時代を迎えています。この10年で7度目の日本一。パ・リーグではかつての西武黄金時代に匹敵する強さです。日本のプロ野球史上でもV9巨人に次ぐ圧倒的な強さだと言っても良いでしょう。しかもソフトバンクの素晴らしさはよそのチームから主力をかき集めたわけではなく、スカウトと育成の力でチームの柱を作ったところにあります。特に千賀、石川、甲斐という育成出身の選手がこれほど活躍するというのは本当にすごいことだと思います。


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