幹事クリタのコーカイ日誌2020

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11月23日 ● 男子テニスもついに世代交代か。

 テニスシーズンを締めくくるツアーファイナルが終わりました。メドベージェフが初優勝、準優勝はティエム。ベスト4がナダルとジョコビッチという結果になりました。ナダルとジョコビッチはラウンドロビンでも2位通過でしたから、今の実力順ということになったと言ってもいいのかも知れません。いよいよ長らく続いたレジェンドたちの時代が終焉を迎えようとしているかのような最終戦の結果でした。

 もっともグランドスラムと違ってツアーファイナルはBIG4は近年優勝できていません。昨年はチチパス、一昨年はズべレフ、その前はディミトロフが優勝でした。短期決戦のツアーファイナルと違って、5セットマッチで2週間にわたる長丁場のグランドスラムは戦い方、調子の上げ方にやはり経験がものをいう部分があるのだろうと思います。

 逆に言えば、そろそろ20代前半の選手たちが着々と経験を積んでグランドスラムを取れる時期が訪れようとしているという見方も可能です。今年の全米を制したティエムだけは中堅の年齢だけに少し経験値が豊富ですが、メドベージェフ、チチパス、ズべレフもこうしてツアーファイナルを順番に勝って来年にはグランドスラムでも優勝できる機運が高まってきたように思います。

 毎年のように「今年こそ世代交代か」と言われながら結局それを許さなかったレジェンド3人も来年こそ本当に正念場となりそうな予感がします。来年はフェデラーの復活がなるか、ナダルとジョコビッチは王者の座を守れるのか、ティエムが1位の座を奪うのか、そしてメドベージェフ、チチパス、ズべレフの誰かがグランドスラム初制覇を果たすのかという見どころいっぱいのシーズンになりそうです。願わくばここに錦織の復活も期待したいところですが、かなり厳しそうな気がします。

 何よりコロナ禍でツアー自体がちゃんと開催できるのかという不安がまず大きいです。1月の全豪も延期の可能性が取りざたされています。今の状況では残念ながら予定通りの開催は厳しいかも知れません。


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