幹事クリタのコーカイ日誌2020

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11月19日 ● ピンとキリの決戦。

 大相撲11月場所も12日目が終わり、なんと1敗でトップを並走するのが大関貴景勝と幕尻の志摩ノ海という意外な展開になりました。場所前に白鵬と鶴竜の両横綱がまた休場してしまった上に、大関朝乃山と正代までもが怪我で序盤に休場するという異常事態。大関以上で残っているのは貴景勝だけという看板力士が欠けまくりの気の抜けたビールのような場所になりました。

 さすがに一人大関の責任を感じたのか貴景勝は安定した相撲でここまでトップを走ってきました。追うのは優勝経験者の関脇御嶽海と元大関の小結照ノ富士かと思われましたが、御嶽海はここにきて4連敗と急ブレーキがかかってしまいました。照ノ富士は2敗で優勝戦線に踏みとどまっていますが、場所終盤に故障の影響もあって失速しがちな力士だけに最後まで力を発揮できるかどうか。

 貴景勝とともに1敗でトップを走っている志摩ノ海。幕尻での優勝となると今年1月場所の徳勝龍、7月場所の照ノ富士に続く史上3人目となりますが、今年だけでこんなに幕尻力士が活躍すること自体が異常です。いかに上位陣が世代交代時期で安定していないかの証拠でしょう。まずは明日の1敗同士、幕内最上位と最下位の対戦が鍵となります。志摩ノ海が勝てば優勝争いはさらに面白いことになります。地元三重県もきっと盛り上がっていることでしょう。


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