幹事クリタのコーカイ日誌2020

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11月15日 ● コロナ禍での高校生の全国大会。

 今日我々がテニスをしているいつものテニス場で高校生の全国選抜テニスの東海大会が開催されていました。勝った高校は全国大会出場が決まる大事な大会です。東海4県の代表校が集まって熱い試合を繰り広げていました。全国選抜は来年3月に福岡で開催される予定です。

 ここで気になるのはコロナ禍です。いま過去最高の感染者数が更新され続けています。以前と違って都市部だけではないし、若者だけでもなく全世代に感染が広がっています。政府はGOTOキャンペーンを継続しながら「各自の判断で利用してくれ」と無責任な発言をしています。自己責任、自己防衛で何とかしろと丸投げしているようなものです。感染が地方に拡大しているのはGOTOの影響が大きいだろうと誰しもが感じているのに。

 政府が積極的な感染対策を取らない間に、これから季節は冬に向かっていくわけで、ますます感染者数は拡大を続けていくことでしょう。それなのに高校生の全国大会は予定通り開催されるのでしょうか?テニスだけではありません。サッカーでもラグビーでもいま全国選手権大会の地区大会が開催されていて、続々と代表校が決まりつつあります。どちらも例年通り12月末に開幕して冬休み期間に大会が行われる予定です。

 はて、これだけコロナが蔓延している中で全国大会を開催するのなら、なぜ夏のインターハイや高校野球は中止したのでしょう?真夏の方が明らかにコロナの感染は少ないだろうということは容易に予想できたはずです。それでも問答無用で軒並み中止にして高校3年生の最後の夏を取り上げておいて、しれっと真冬の大会は開催するつもりなのでしょうか?政府のGOTOキャンペーンと同様に大きな矛盾を感じます。誰か合理的な説明をしてほしいものです。

 僕はまた大会を中止にしろと言っているわけではありません。むしろ無観客でも何でも良いから万全の対策を取った上で開催してほしいと願っています。そのためにも夏の大会をただただ右へならえで思考停止状態で闇雲に中止にした反省が運営側にあるのかということを問いたいのです。どう分析し反省した上で、いま冬の大会を開催しようとしているのか、そして開催する以上はあの時の判断が間違っていたという謝罪が大人から高校生にあったのかということです。

 春から何回もここで繰り返し書いているように、少なくともテニスにおいてはプレー中に感染するリスクは極めて少ないはずです。もし感染するとしたら、テニスしていないコート脇で無防備に会話をしたり、テニス後に飲食をしたりする時であって、それはテニスそのものの責任ではありません。それなのにこの春に軒並みテニスコートは閉鎖になり我々はテニスを取り上げられました。あの判断の反省と謝罪も責任者から聞いたことがありません。


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