幹事クリタのコーカイ日誌2020

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11月14日 ● カミオカンデにブラタモリ。

 ノーベル賞を受賞した小柴昌俊博士が亡くなりました。日本のノーベル賞受賞者は東海地方にゆかりがある人が多いのですが、小柴博士も愛知県豊橋市の出身。そしてニュートリノを観測したカミオカンデは岐阜県飛騨市にあります。「ノーベル街道」と呼ばれる国道41号線が通っているこの地域にNHKの人気番組「ブラタモリ」が訪れたのが今日放送されました。なんというタイミングでしょうか。NHKのスタッフも驚いたことでしょう。

 飛騨を訪れたブラタモリは高山市の古い町並みをスタートしました。僕は高校1年の時に友人と初めて高山を訪れて以来、高山にはこれまで両手の指では足りないくらい行っていますが、いつ行っても静かで落ち着いた良い街でした。ところが番組冒頭で年間400万人の観光客が訪れていると言うのを聞いて、最近ではそんなことになっているのかと改めて驚きました。もちろんコロナ禍以前の話だと思いますが、そう言えばもう長い間飛騨にはご無沙汰しています。

 金森長近が高山に城下町を築いたところから舌状台地の話、そして河原で石を見て、古くから金、銀、銅などの鉱山が多いという流れはいつものブラタモリでした。飛騨に行ったら温泉に向かうかカミオカンデに行くかどっちかだろうと予想していたので、案の定鉱山が出てきたところでやはりカミオカンデに行くかとわかりました。

 実際に鉱山の中に入り、そこからカミオカンデへ。博識のタモリがニュートリノについても知識のあるところを見せて、さらに宇宙のビッグバンに話題が広がっていくところはいかにもNHKらしいところでした。小柴博士が亡くなったタイミングだったので、ちょうどカミオカンデやニュートリノの話を素人にもわかるように説明してもらえたのはとてもタイムリーで良かったと思います。反面、地理学や地質学がメインのブラタモリが物理学に食いついたせいで「らしさ」が失われてNHKスペシャルのようになったのは少々残念でした。

 ブラタモリは遠征したらその近場でもう一か所巡るのが定番なので、高山から神岡に行ったら次は白川郷だろうと予想して見ていたら、ズバリ正解でした。次回も楽しみです。


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