幹事クリタのコーカイ日誌2020

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11月11日 ● ジャニーズのこれから。

 山Pこと山下智久が10月いっぱいでジャニーズ事務所を退所していたことが発表されました。すでに退所してから遅れての発表になったところに、いろいろ裏であったことが窺われるわけですが、山Pがやめること自体は以前から噂になっていたことでもあり驚きはありません。ただいよいよジャニーズ帝国も落日の様相を深めてきたなという感慨はあります。

 ここのところ「美の総合商社」と呼ばれたオスカープロモーションで所属タレントが続々とやめていることが話題になっています。米倉涼子を筆頭に剛力彩芽、岡田結実、忽那汐里、草刈民代、長谷川潤、堀田茜、紫吹淳などがやめました。創業者である古賀誠一社長が退任後の急激な体制変化が不満で社員が大量にやめて、それによってタレントも続々とやめているということですが、看板女優の米倉涼子がやめたことが他の所属タレントに影響を与えているのだと思われます。

 ジャニーズもオスカーと似たところがあって、何と言っても創業者でありプロデューサーだったジャニー喜多川の死が大きな引き金になっているのでしょう。求心力のある天才プロデューサーがいなくなったことで、タガが外れたというべきか、あえて強い束縛を受けながらもジャニーズにとどまっている理由がなくなったということです。もちろん、それ以前からゴタゴタは続いていましたが、それもジャニーさん自身が後ろに引いていたことで起きたことだと思われます。

 近年だけでも稲垣吾郎、草g剛、香取慎吾のSMAPの3人を皮切りに、中居正広、TOKIO山口達也、NEWS山下智久、手越祐也に関ジャニ∞渋谷すばる、錦戸亮、タッキー&翼の今井翼がやめ、さらにはTOKIOの長瀬智也、そして大ベテランの少年隊の錦織一清、植草克秀の2人までも退所が予定されています。また引き止められましたが嵐の大野智もやめるつもりだったということです。

 稼ぎ頭のSMAPと嵐が解散&休止し、TOKIOは先行き不透明、NEWSもエース級がいなくなって大幅戦力ダウン、関ジャニ∞もメインボーカルがやめてしまいました。KAT-TUNは不祥事が相次ぎメンバーが半減、現段階で中堅・ベテラン勢で健在なのはV6とKinKi Kidsだけ。そして期待して売り出したHey! Say! JUMP以下の若手グループはどれも伸び悩んでいて、第2のSMAP、嵐にはまだほど遠い状況です。

 このままジャニーズが芸能界においてジリ貧になっていくのか、それともかつて「たのきんトリオ」が売れた時のように、またきっかけを掴んで再浮上していくのか。SMAPも嵐も売れるまで時間がかかったので、まだ先はわかりませんが、ジャニー喜多川がいない中で「帝国」と呼ばれるまで復活するのはかなりの困難を伴うだろうとは思われます。結構昔からジャニーズ好きなので残念なことなのですが。


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