幹事クリタのコーカイ日誌2020

[ 前日翌日最新今月 ]

11月9日 ● カマラ・ハリスが大統領になる日。

 ジョー・バイデンが次のアメリカ大統領になります。まだトランプが悪あがきをしていますが、さすがに法廷闘争に持ち込んでも無理でしょう。世の中はすでにバイデンが大統領になることでどうなるのかを盛んに論じています。トランプは大統領を降りた後が地獄になると予想されているので必死なんでしょうが、もはやその地獄をいかに緩和するかを考えた方が身のためではないかと思います。

 バイデンはトランプがひっくり返してきたオバマの政策をもう一度取り戻し、トランプがアメリカに残した大きな傷の補修から始めるんだろうと思います。分断した社会をいかに融和させるか、そして国際社会におけるアメリカの地位とイメージを回復させるかが大きな課題です。

 史上最高齢のアメリカ大統領となるバイデンは恐らく1期4年しかやらないでしょうから、副大統領になるカマラ・ハリスにどうやって上手にバトンを渡していくのかも大事なポイントです。女性で黒人、アジア系であるハリスはまだ53歳の若さです。ハリスの支持層はトランプ支持層とは真逆でしょう。彼女がバイデンの後継者として大統領に就任することはアメリカのみならず国際的にも大きなインパクトを与えます。

 そのためにはバイデンの4年間が大事です。ここで失政を繰り返したら4年後の共和党の巻き返しが強烈なことになります。リベラル的な理想主義を掲げるだけではなく、経済の立て直しやコロナ対策など生活に直結したところでしっかり結果を残さないとなりません。

 そして日本。安倍とトランプの相性は良かったようですが、菅とバイデンの相性はわかりません。ハリスとなるとさらにわかりません。従米一辺倒なら相性もなにもあったもんじゃありませんが、中国との両睨みの時代の外交のかじ取りは高難度です。菅首相が外交上手とはとても思えませんが、良いスタッフはついているのでしょうか。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」