幹事クリタのコーカイ日誌2020

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11月5日 ● アドバイスとモラハラ。

 モラハラ(モラルハラスメント)という言葉が生まれてどれくらいになるのでしょう?セクハラから始まった「〇〇ハラスメント」はその範疇が広がり続けていて、とにかく他人に不快感を与えてしまう言動は全てハラスメントとして捉えられ、分類されて名前がつけられています。その中でも「モラハラ」はかなり漠然としていてわかりにくい感じがします。

 心ない態度や言葉によって人を傷つける行為をモラハラと言うそうですが、対象となる相手が人間関係全般であり、また人が傷つくかどうかというのは相手によって、状況によって違いますから、同じ言動をしてもセーフかアウトかを見極めるのが難しいところが厄介です。例えば関西では当たり前のような「いじり」は関東では「モラハラ」になりそうですが、じゃあ間にある名古屋ではどうかと言うと、まさに人によるとしか言いようがありません。

 相手への良かれと思ってしたアドバイスや経験談も「マウンティング」してきたと思われたらモラハラです。仕事で先輩が後輩に指導をしてもモラハラだと言われるようでは、教える方の腰が引けてしまいます。まして仕事でもない趣味や遊びの世界で下手にアドバイスなんかしたら、もっと嫌われてしまいそうですから、何も言わずに黙っているのが一番です。

 テニスあるあるだと思いますが、スクールやサークルで頼んでもいないのにアドバイスをしてくる鬱陶しいオジサンというのがいます。これぞまさにモラハラの典型で、偉そうにアドバイスすることでマウンティングしているわけでかなり質が悪いです。僕なんか年長者で幹事ですから立場的に口を出すと即座にモラハラになりかねないので、本当に言わないように気をつけているのですが、テニス好きの血が騒いでついつい一言言いたくなってしまうことがあります。何か言ってしまっては「これってモラハラ?」と自問自答する日々です。


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