幹事クリタのコーカイ日誌2020

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10月30日 ● 負け続けても巨人優勝決定。

 こんなこともあるんだと思いました。巨人が2年連続38回目の優勝を決めました。ただ今シーズンはずっと独走してきただけに本当はもっと早く優勝すると思われたのに、ここまで長引いたのは巨人が終盤にきて負け続けたからです。5連敗の後の引き分けでようやく優勝。マジック対象チームだった2位中日がここにきて4連敗と急ブレーキがかかっていなかったら、まだまだ優勝決定は先延ばしになっていたはずです。

 こんな調子で日本シリーズは大丈夫かと思いますが、まあチームの調子は上がったり下がったりを繰り返すものですから、絶好調で優勝まで突き進んだソフトバンクよりも、今は絶不調の巨人の方がもしかしたらシリーズの頃には調子の波が入れ替わっているかも知れません。ただソフトバンクではなくロッテがシリーズに出てきたらわかりません。ロッテも急ブレーキが終盤にかかってしまっただけに、巨人と同じチーム状況ですから。

 まあ最後は負け続けての優勝ではありましたが、今シーズンの巨人は盤石の横綱相撲ではありました。投手陣はエース菅野以外はあまり当てになりませんでしたが、それを補うだけの超攻撃型野球で攻め勝つスタイル。それができるだけの豊富な戦力がありました。原監督はこれまでの名監督と呼ばれてきたような監督たちの魔術師的采配とは趣が異なるだけに、あまり評価されていないかも知れませんが、温情的な選手起用をせず非情なまでに「勝つ」ことにこだわった厳しい野球をしていることは確かです。

 巨人以外のセ・リーグのチームはどこも監督の手腕にもフロントの力量にも疑問符が残るだけに、今後も少々負けたところで結局巨人が優勝する時代が当分続きそうな気がします。


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