幹事クリタのコーカイ日誌2020

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10月29日 ● 東大王でのローラー作戦。

 昨日の『東大王』において芸能人チームとして出場していたQuizKnockのこうちゃんがローラー作戦をしました。ひらめきクイズで家のイラスト3つに「わ」と「き」とひらがなが書かれ、あとひとつの家は空欄となっていて、この空欄に当てはまる文字をひらがなで答えるという問題。家が3つとなると思い浮かぶのは「3匹のこぶた」で、そうすると「わらの家」「木の家」となりますから、最後は「れんがの家」で答えは「れ」だとわかります。

 ひらめきクイズとしてはそれほど難しい問題ではありませんが、こうちゃんはQuizKnockでもひらめき系が苦手なことで有名。このクイズの直前に東大王の鶴崎から「苦手だよね?」と言われていて、それもちゃんとカットされずに放送されました。案の定まったくわからなかったこうちゃんはひらがなのローラー作戦に出ます。「あ」「い」「う」と高速で五十音順に言い始めました。正答は「れ」なのでたどり着くには結構な時間がかかりましたが、なんとか「れ」を言って正解になりました。

 これを別室で見ていたQuizKnock代表伊沢が「これはQuizKnockの解き方じゃない」「この解き方で一番良くないのは思考が止まる事」とこうちゃんを批判しました。東大王およびQuizKnockのYouTube動画を見慣れている人なら、ひらめき問題にこうちゃんが出てきたところで、ここまでの展開はおおよそ予想の範囲内ですし、そのための鶴崎の「振り」であり伊沢の「落ち」だったので違和感はありませんでした。

 ただネットではやはりと言うべきか、このこうちゃんのローラー作戦に批判の声もあったようです。クイズプレーヤーとして出場している東大生がそんな解答の仕方をするなんて、という声が上がるのもそれだけ見たら無理はないことです。こうちゃんがひらめき問題に極端に弱いとか、ふくらPが野菜の知識を全く欠いているとか、そんなことはQuizKnockの動画を見ていないとわからないことですから、前提を知っているか知っていないかで受け取り方は全然違ってくるのも当然です。

 最近のテレビのバラエティは、人気のユーチューバーをまるで芸能人のように使っていますが、若者はいざ知らず中年以上はそんなにまだYouTubeを見ているわけではありません。カリスマ的人気を誇るユーチューバーも知らない人からしたらそこらの兄ちゃん姉ちゃんです。もうしばらくすれば、もっとユーチューバーと芸能人の差がずっと少なくなる時代が来ると思いますが、それまではこうした「認知のズレ」が頻繁に起きることでしょう。


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