幹事クリタのコーカイ日誌2020

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9月24日 ● ジャズとテニスの共通点。

 今日サックスのレッスンの時に先生と雑談めいた話をしていて、ジャズとテニスのダブルスの共通点で盛り上がりました。どちらもチームプレイなのですが、プレイ中に言葉を交わすわけではなく、ある程度の共通認識を持ちながら、お互いの意志を読み取って状況に応じたプレイをするところが似ています。そしてそれがうまくいくためには、レベルが同じくらいであること以上に、方向性や好みが似通っている、相性が良いことが大事だということです。

 ジャズでは基本的なパターンはプレイヤー同士で共有していますが、アドリブでどう展開していくかはそれぞれの自由意志です。ひとりが「こういくか」ときたら、それに合わせていきながら、次は別の人が「ではこうするよ」みたいなやり取りを演奏で表現していきます。先生いわく、技術も大切だけど音楽の方向性が合わないとやりにくいし、全体として良い表現にならないということです。

 テニスのダブルスも同じで、基本的なセオリーはいくつもあります。しかし、それぞれがどう動き、どういうショットを打つかは自由です。セオリー通りのプレイばかりしていたら相手に読まれてしまいますから、いかにその裏をかくかも大事です。ただ裏をかこうとするあまり相手だけではなくペアも裏切られてしまうこともあるわけで、このあたりの意思疎通が図れているかどうか、息が合っているかどうかがダブルスでは強いペアになるために重要なところです。

 だからテニスでも技術が高い人同士がペアを組めばある程度は強くはなりますが、セオリー通りのアドリブが効かないペアになってしまうと相手はやりやすいと感じます。逆にそれほど上手ではなさそうなのに、意外なプレイばかりしてきて、何だか妙にやりにくいと感じるペアもいます。こういうペアを見ていると、ペアの強さは個人の足し算ではなく掛け算になるんだなぁと思います。

 僕の場合、テニスではある程度は自分のやりたいプレイというのがあって、それをやれるのですが、サックスではまだ全然そのレベルに達していないのが残念です。アドリブでセッションできる日ははるか遠いです。


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