幹事クリタのコーカイ日誌2020

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9月21日 ● サービスのスピードアップ。

 今日の山本麻友美プロのレッスン会で久しぶりにサービスを見てもらいました。3年近くサービスの改良を続けてきて、山本プロのアドバイスもひとつひとつ消化し身につけてきたので、最近では自分でもサービスが良くなった実感はあります。教えてもらった正しいフォームが固まってきたことで、安定感が増しファーストもセカンドも確率が良くなりました。何よりサービスポイントが増えたのがその証拠です。

 ただこれで決して満足というわけではありません。サービスはテニスで唯一自分だけで完結できる技術、いわゆる「クローズドスキル」です。どこまでも自分なりに完成度を上げていくことができますから、まだまだ上を目指すつもりで山本プロに改良できるところはあるか教えてもらいました。今日言われたのはラケットの上げ方でした。

 これまではフォームを崩さないためにトスを上げるのと同時にラケットを上に担ぎ上げてきました。バンザイ型です。このスタイルはプロ選手でも時々いますが、コンパクトなフォームなのでブレが生じにくくタイミングも取りやすいのが取り柄です。ただ山本プロからはこれを多くのプロ選手と同じように、下から回してラケットを上げたらどうかというアドバイスをもらいました。

 そうした方が運動連鎖を使えるから無理せずに大きく体を使えるはずだということです。半信半疑でやってみたところ、初球からラケットがボールを叩く音が全然違いました。これまでの「カシュ」という音が「バン」という大きく響く音に変わったのです。もちろん音に応じてサービスのスピードも格段に上がっています。山本プロからも「良いじゃないですか!」と言われましたが、自分ではあまりにも音が違うので逆に「まぐれ?」「たまたま?」と疑う気持ちが生じたほどです。

 しかしスマホで動画を撮ってみたらフォームの違いが歴然としていました。これまでの小さくまとまったフォームから、大きく体を使ったフォームに明らかに変わっていました。一番違うのは胸の張りです。弓を引く時のように大きく胸を張れるようになったので、ラケットのスイングスピードがずっと速くなっています。野球で言えば投手と捕手くらい投げるフォームのダイナミックさが違います。

 レシーブをしてくれたサークル仲間は「サービスが20kmくらいは速くなったように感じる」ということでしたし、自分でも明らかに威力が増しているのが感じられます。スピードだけではなく回転をかけた時のボールの曲がり具合ももちろん大きく変化するようになりました。まだ慣れないので、タイミングの取り方やトスの高さ、位置などで微調整をしていく必要はありますが、一言のアドバイスでこれだけボールの質が変わったのは初めての経験でした。

 問題は体への負荷だけです。もうやっている途中から感じるほどに右肩が張ってきました。今まであまり使っていなかった筋肉を使っているのがわかります。スイングが速くなった分だけ、肩と肘への負荷が大きくなるのは当然です。サービスの威力が上がると、どうしても嬉しくて打ち過ぎそうなので、しばらくは痛めないようにオーバーワークに気をつけながらサービスを打った方が良さそうです。


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