幹事クリタのコーカイ日誌2020

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9月19日 ● 進化する技術と退化する身体。

 テニスを始めて41年。技術的にはずっと進化を続けていると思います。もともと部活経験もなく、ましてやジュニアからやっていたわけでもありません。我々世代にたくさんいた1970年代末からのテニスブームに乗って遊びで始めたテニスです。大学時代にはスクールに入って教わってはいましたが、ほとんど球遊びレベルで、いま思えば酷いものでした。スクールで知り合った女の子とデートするのが主目的だったくらいです。

 真面目にテニスに取り組み始めたのは結構遅くて、30代後半くらいでしょうか。それまではコミュニケーションツールとしてのテニスだったのが、テニス自体が目的になってきました。草大会に出始めて、サークルも遊び半分のチャラチャラした感じから、徐々に真面目にテニスする方向に切り替わってきました。40代になると大会で優勝も経験したり、さらなるレベルアップを目指して改めてスクールに入ってレベルアップに取り組んだり。それが高じて山本麻友美プロとのレッスン会、練習会も定期的に行うようになりました。

 お陰で50代になっても技術的な進化は続いていますが、問題は40代半ばから感じるようになった身体能力の退化です。目が衰え、足が衰え、反射神経も衰え、回復能力も衰え、とにかくあれもこれも衰えるばかり。昔は打てた深いロブのスマッシュが打てず、昔は拾えたドロップショットに届かなくなりました。それを何とか技術の向上でカバーしようともがいているのが還暦近い今の状態です。

 この先、60代になったらますます足は遅くなり目も見えなくなっていくことでしょう。それは誰しも通る道なのですが、どこまで進化を速めて退化を遅らせられるかが勝負になります。いまうちのサークルには10代20代のメンバーも参加していますが、彼らといつまで打ち合っていられることやら。できたら60代半ばくらいまでは手加減なしでテニスしてもらえるように頑張りたいです。


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