秋の連休が明日からスタートします。４連休です。しかし残念ながらそれほどテンションが上がっているわけでもありません。これまでなら「よーし！」とワクワクしていたのですが、なにせ今は半年間も在宅勤務が続いていて、そしてこの先も多分ずっと在宅勤務。休みになってもどこかに出かける予定がなければあまりいつもと生活は変わり映えしません。

　その上、ちょっとコロナ禍は収まってきているとは言え、まだまだ遠出するのは憚られる状況が続いています。結局４日間のうち２日はテニスをして、残り２日はピアノやサックスの練習をしたり、録り貯めてある映画を見るくらいの連休になりそうです。

　ただテニス、音楽、映画と並べれば趣味三昧の連休であることには変わりありません。しかもお金がほとんどかからないところも「いまどき」と言うか、貧乏国になった日本の現状に相応しい過ごし方でしょう。考えてみれば連休だからと言って、いつも旅行に出かけたり外食をしたりしてパーッとお金を使いまくっていた30年くらい前が異常だったのかも知れません。

　恐らく50代半ば以上の人の中にはバブルの頃の華やかな日本こそがスタンダードだと未だに思っていて、旅行、外食、エンタメ、ファッションなどにお金をかけなくなった現状を嘆かわしいと思っている人も多いことでしょうが、僕なんかはこうしてゆっくりと過ごせる今の方が落ち着きます。あの頃はバブルに染まり切れていなかったので、どこか居心地が良くありませんでしたから。