幹事クリタのコーカイ日誌2020

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9月15日 ● 大混戦の九月場所。

 両横綱が最初から欠場して不在で始まった九月場所。両横綱が休み過ぎ問題はとりあえず置いておいて、こういう場所だけに朝乃山と貴景勝の両大関に期待がかかるとともに、先場所活躍した正代、御嶽海、大栄翔の三人の関脇や優勝した照ノ富士らにも注目が集まっていたのですが、三日目を終わったところで意外な展開になっています。

 まず番付では最上位になる朝乃山が初日から三連敗。いったいどうしたことでしょうか。動きがそれほど悪いようにも思えませんが、緊張したか焦りか、とにかく自分の相撲が取れていない感じです。また貴景勝と御嶽海も今日黒星を喫してしまいました。照ノ富士もようやく朝乃山に勝って片目があいたところで、優勝経験者が揃って冴えない出だしとなりました。

 その中で正代だけが三連勝と好調です。ここのところの正代の充実ぶりを考えるといよいよ今場所は初優勝のチャンス到来といったところでしょうか。まだ三日目が終わったばかりとは言え、実力的には大関昇進を窺えるだけのものをもっているだけに、序盤のこのリードを生かして逃げ切るかも知れません。

 ここで名前を挙げた力士は全て24歳から28歳。長い間土俵を牛耳ってきた30代のベテラン勢にさすがに衰えが目立つだけに、そろそろ一気に世代交代をしても良い頃でしょう。ただまだ誰も横綱に相応しいだけの安定感が身についていません。今場所を契機にもうひとつふたつのステップアップを期待したいと思います。


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