幹事クリタのコーカイ日誌2020

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9月12日 ● 「ミュージックデイ」の不思議な演出。

 日本テレビの「ザ・ミュージックデイ」が8時間の生放送、と言っても、土曜日なので昼間はテニスに行っていましたから、見たのは夜の3時間くらいだったのですが、こうした大型音楽番組はいまどれくらい需要があるのかなと思いながら見ていました。

 以前ならこうした長時間の生放送で多くのアーティストが出演する大型音楽番組は「お祭り感」があって、それなりに楽しんで見ていた人も多いと思います。しかし音楽の好みが多様化していること、若者がテレビを見ないこと、そして各局で似たような大型音楽番組が乱立していることもあって、それほどスペシャルさも目新しさもないよなぁという印象。好きなアーティストの時だけ見るという人が多いのかも知れません。

 3時間の視聴に過ぎませんでしたが、いろいろ印象に残った、もしくは突っ込んだところもありましたが、その中で「お?」と戸惑ったのが女性アイドルのメドレー。後輩から先輩へと題して影響された先輩アイドルを紹介しつつメドレーをしていったのですが、これが不思議な演出でした。AKB48、モーニング娘。おニャン子クラブ、高橋由美子、石川ひとみというまず出演者のチョイスが不思議。グループアイドルならWinkやピンクレディ、キャンディーズでしょうし、時代を代表するトップアイドルなら中山美穂とか松田聖子でしょう。

 もうひとつはAKB48は「ヘビーローテーション」を現役メンバーで歌唱したのに、モー娘。は「LOVEマシーン」を昔の映像で流し、さらにおニャン子は「セーラー服を脱がさないで」を乃木坂46とのコラボで新田恵利と渡辺美奈代が出てきました。ここは今のメンバーで歌うのか、昔の映像で見せるのか、現役アイドルがカバーするのか、もしくは昔のメンバーが出てきて歌うのかを統一して欲しかったところです。個人的には当時のメンバーが生放送に出てきて歌うというのが一番良いと思いますが。

 ちなみに「セーラー服を脱がさないで」では「エッチをしたいけど」のところだけは必ず新田と渡辺が歌っていました。刺激的な歌詞を清純派の乃木坂に歌わせられないという配慮なのでしょうか。女子高生が歌うから意味がある歌詞なのにと思わなくもないですが、当時とはもう時代が違うという象徴的なシーンでした。


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