幹事クリタのコーカイ日誌2020

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9月7日 ● ジョコビッチまさかの失格。

 全米オープンテニスで大本命のジョコビッチがまさかの失格で敗退となりました。4回戦で、壁に向かってボールを打ったところ、それがたまたま線審の首元に当たってしまい、危険行為として一発失格処分です。わざと狙って当てたことではないですし、それほど強くボールを打ったわけでもないですが、トップ選手の振舞いとして相応しくないですし、ルールを適用すれば失格もいたしかたないところ。それにしても第1シードがこんなことで失格をするなんてあまり聞いたことがありません。

 大本命のジョコビッチが思わぬ形で姿を消したことで、誰が優勝するか全くわからない大会になってきました。今大会出場しているグランドスラム優勝経験者がこれで全ていなくなり、誰が優勝しても初のグランドスラムタイトル獲得となります。また2017年全豪から2020年全豪まで13大会連続でフェデラー、ナダル、ジョコビッチの3人の誰かが優勝してきましたが、ようやくそれも途切れるということになります。

 残っている選手から優勝予想をすると本命はティエム、対抗はズベレフ、メドベージェフ、穴はシャポバロフといったところでしょうか。この中ではもっとも経験が豊富な第2シードのティエムがやはりこうなると強いような気がしますが、勢いと爆発力のあるシャポバロフが一気に頂点に駆け上がるということもあながちないとは言い切れません。

 しかし錦織が欠場したことが本当に悔やまれます。もっとも得意とする全米、しかもこれまで常に壁となって立ちふさがってきた3強がいないとなれば、俄然錦織にとっても大きなチャンスでした。こういう巡り合わせだと言ってしまえばそれまでですが、やはり日本人男子初のグランドスラムシングルス優勝を見たいという思いはいつかどこかで錦織に叶えてほしいものです。


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