久しぶりのグランドスラムとなった全米オープン。男女とも欠場している有力選手が多く、女子はトップ10が半数以上欠場しているし、男子はフェデラー、ナダル、錦織がいないので寂しいのですが、それでもやはりグランドスラム大会はワクワクします。

　久しぶりの大会ということで選手も調子を整えるのに苦労している感じがしますが、それでも強い選手はやはり強いという感じです。特に男子のジョコビッチの安定感はさすがです。大会前は首を痛めているという話もあったのですが、いつもの感じで勝ち上がっていて、セカンドウィークに向けて調子を上げていきそうです。チチパスとディミトロフが負けましたが、まだまだ有力選手が残っているので、誰がジョコビッチを阻むか楽しみです。

　女子は第１シードのプリスコバがまさかの2回戦敗退となりました。同じトップハーフに入っていた大坂なおみにとっては優勝への道がまた開けたという感じがします。もちろんその前に準々決勝で当たるクビトバが大きな壁となりますが、そこまでは順調に勝ち上がりそうな印象です。

　今大会の日本勢は大坂以外は全員１回戦敗退となってしまいました。ただシード選手に善戦した選手が何人もいました。女子の土居や日比野、男子の内山、添田は強敵相手に頑張りました。また西岡はマレー相手にフルセット、しかもマッチポイントを握りながらの敗戦でした。本当はあそこまでいったら勝ち切りたかったところですが、西岡にとっては自信になったことでしょう。