幹事クリタのコーカイ日誌2020

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8月30日 ● ポリでリターン練習。

 テニスラケットに張ってあるストリングの話です。これまで長い間マルチを張っていました。10年以上になると思います。マルチを張っている理由はなにより手首と肘の保護のためです。以前に手首と肘を痛めた時にストリングをマルチにすると良いよと言われて替えてみたら見事に治りました。もっと昔にナチュラルをちょっとだけ張ったことがありますが、維持費が高くてやめたのですが、マルチはナチュラルに近い打感で「これはいい!」と思って以来マルチ一筋です。

 マルチの難点は何といっても耐久性で、いま張っているのはトアルソンのスプラゲージ125という比較的マイナーなものですが、とにかく耐久性が低いのです。僕はなかなか切れないのですが、それでもほぼ3〜4ヵ月できちんと切れます。ちょうど張り替えのタイミングですから良いのですが、僕とは違ってハードヒットする若者なら1〜2週間で切れてしまうことでしょう。お金がかかって仕方ありません。そういう人たちは耐久性が高いポリを張っています。テニス界の常識としてハードヒットする人はポリ、女性や年寄りはマルチ。だから還暦直前の僕がマルチなのは理に適っています。

 ところが山本麻友美プロから「一度ヨネックスのポリツアープロを張ってみませんか」と言われました。最初は「いやいや、ポリは無理です、また手首が痛くなる」と言ったのですが「他のポリよりずっとマルチに近くて使いやすいから合うと思いますよ」と言われたので、まあそこまで山本プロが言うのなら試してみようかと思い直しました。ダメならまたマルチに張り直せば良いですから。

 今日のプロのレッスン会の時に初めてそのポリツアーポロを使って打ってみたのですが、確かに山本プロの言う通りでした。打感が柔らかくて食いつきがあり良く飛びます。知らずに打っていたらポリだと思わないかも知れません。以前なら2時間も使っていたらすぐに手首や肘が痛くなってきたのですが、今日は4時間ずっと使っていても特に痛みは感じませんでした。痛めた時のために明日は鍼灸院の予約まで入れてあるのですが、どうやら杞憂に終わったようです。

 もちろん1日だけの使用では確かなことはまだ言えませんが、これまで打って30分で「こりゃダメだ」というものもありましたから、それに比べたら4時間やって違和感がないというのはかなりのものです。特に今日は速いサービスに対するリターンの練習をしたので、芯を外した回数も多かったのですが、それでも大丈夫でした。手首が痛くなることを思えば少々値段が張ろうがマルチ一択だと思っていましたが(さすがにナチュラルは高すぎるので)新たな展望が開けました。


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