幹事クリタのコーカイ日誌2020

[ 前日翌日最新今月 ]

8月22日 ● ドラとグラが強い。

 名古屋を本拠とする中日ドラゴンズと名古屋グランパス。ともに今季開幕前の評判はガタガタでした。優勝争いどころかリーグの上位すら全く予想されることなく、そもそも言及すらされないくらいの低評価。もともと地方球団に対する東京マスコミの関心の低さもあって、ドラもグラも無視されていたと言っても良いでしょう。

 ところがグランパスは開幕ダッシュに成功。さすがにダントツで勝っている首位の川崎フロンターレには大きく差をつけられていますが、今のところ1試合少ない状態でリーグ3位、得失点差なら2位につけています。日本代表がいるわけでもなく、ビッグネームの外国人を連れてきたわけでもないのに、チーム一丸となってこの成績を挙げているのはマッシモ・フィッカデンティ監督の力量ということなのでしょう。明日の川崎戦は優勝争いを続けるためには是が非でも勝ちたい試合となります。

 そして7年連続Bクラスなのに大した補強もせずにシーズン開幕に臨んだドラゴンズ。開幕前の予想ではヤクルトと並んで最下位候補でした。ただ僕は開幕前からそこそこの戦力は揃っているのだから、そこそこの順位は望めるのではないかと思っていました。昨シーズンもチーム打率はリーグ1位、防御率はリーグ3位だったのです。うまく噛み合えば十分Aクラスが可能なはず。

 と言っても、やはり開幕ダッシュには失敗して評判通りに最下位争いをしていたのですが、梅雨明けして暑くなってきてから急に勝ち始めました。巨人、広島、巨人、ヤクルトと4カード連続の勝ち越しをして、この週末のDeNA戦も連勝、5カード連続勝ち越しを決めてしまいました。今は3位になり、2位DeNAとは2ゲーム差まで迫っています。

 ドラゴンズが安定して勝っている要因は何といっても先発投手陣でしょう。小笠原、福谷、柳、福、ロドリゲス、大野というローテーション。打線はもともとそれなりに打てるのですから、試合をきっちり作ればそうそう連敗はしません。ナゴヤドームをホームとしているだけに試合消化もリーグで最も順調ですから、シーズン終盤で地獄の連戦になることも避けられそうですし、今年こそAクラス入りができるのではないかと思います。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」