幹事クリタのコーカイ日誌2020

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8月17日 ● サインしましょうか?

 能町みね子がツイッターで「ゲッターズ飯田さんは自分の本立ち読みしてる人に占いましょうか?と声をかけるそうです。立ち読みしてる人にサイン書きましょうか?って声かけて販促するのはいかがですか? 」と言われて「超大ファンだったらともかく、どんな本かな?と軽い気持ちで立ち読みしてるとき急に「それ私が書いた本です!サイン書きましょうか?」って知らん人から声をかけられたら、ドン引きしませんか…ていうか私だったらドン引きします… 」と返信していました。実は僕は実際にそういうことがありました。

 1990年6月28日、名古屋栄の某書店で『名調子・杉山邦博の大相撲この名勝負-道を極めた力士との出会い』という本を立ち読みしていました。栃若、柏鵬から千代の富士、北勝海までの歴代名力士をNHKアナウンサーとして長年にわたり実況中継してきた杉山邦博が描写した本です。その時に読んでいたのは架空対決として大鵬と北の湖がもし戦ったら、という個所を読んでいたのですが、急に後ろから「良かったらサインしますからいかがですか?」と声をかけられて驚いて振り向いたら著者ご本人が立っていたのです。

 一般にはそれほど知名度は高くはないかも知れませんが相撲好きならすぐに杉山アナだとわかります。僕は著者の前で立ち読みしていたことにちょっとバツが悪かったこともあって、すぐに「お願いします」とサインをしていただき、その場で購入しました。能町が言うようにドン引きはしませんでしたし、むしろ杉山アナから声をかけられて嬉しかったので全然イヤな気持ちにはならなかったのですが、知人に「こんなことがあったんだ」と話したら「それって押し売りじゃん」と言われて、あーそういう風に取る人もいるかぁと思ったものです。

 だから能町みね子の心配もよくわかりますし、仮に自分がその立場だったらやっぱりそんな販促はなかなか勇気が出ませんが、もし著者のファンならきっと飛び上がるほど嬉しいと思います。そうツイッターで能町本人にリプライしようかと思いましたが、やめてブログのネタにしてしまいました。能町のエッセイを雑誌で読んだりテレビとかで見て面白いとは思っていますし、相撲好きなところも共通項なのですが、著書を買ったことはないのでファン面して絡むのは申し訳ないですから。


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