少年ジャンプに連載されている人気漫画『アクタージュ act-age』が、原作者・マツキタツヤ氏の強制わいせつ容疑による逮捕を受け連載を終了する ことが発表されました。残念な事態ですが、さすがに原作者が強制わいせつ罪では連載終了もいたしかたないところです。明日発売のジャンプが連載の最終回となるということです。

　「アクタージュ」は2018年1月より連載が始まりました。主人公の少女、夜凪景と鬼才の映画監督・黒山墨字の出会いから始まり、夜凪が役者として成長する姿を描いた物語。天才少女の成長譚というだけではなく、演劇、ドラマ、ＣＭ、映画など芸能界が舞台なので、バックステージものとしても面白い作品です。

　主人公だけではなく、彼女の周りの役者や演出家、プロデューサーなどのキャラクターもよくできているし、ストーリーも複雑で意外性に富んでいて、ジャンプという媒体ながら大人も楽しめる作品に仕上がっています。コミックスは300万部を突破、そしてホリプロが制作を手掛ける舞台化も決まっていました。 これからジャンプの柱のひとつになっていくであろう作品だっただけに未完で終わるのは実に惜しいと思いますが、いつか続きが描かれることがあるのかどうか。昨今、ますますコンプライアンスに厳しい世の中になってきていますから難しいかも知れません。