幹事クリタのコーカイ日誌2020

[ 前日翌日最新今月 ]

8月2日 ● ボレーはシンプルに。

 最近のテニスの課題はボレーに設定しています。よりボレーの質を高めようと考えて、あれこれ研究を重ね、今日も山本麻友美プロに教えてもらいました。研究をすればするほど頭の中には「こうやりたい」「こうあらねば」という形がどんどん増えていきます。グリップ、ラケットワーク、フットワーク、ポジション、予測などの注意事項をたくさんインプットし、もしうまくボレーができなかった場合のチェックポイントもたくさんあります。

 問題は情報が多すぎて処理しきれないことです。ただでさえボレーと言うのは時間がないプレーなのに、短い時間に多くのポイントを押さえつつボレーをするというのは簡単ではありません。「いまはラケットがオープンになってなかった」「引き過ぎて打点が遅れた」「ボールに近づき過ぎた」「バックボレーで処理した方が良かった」「軸足のセットができていなかった」「踏み込みが早かった」などなど、ミスした原因を次々に思い浮かべていると次のボールに対応できません。

 結局ボレーはシンプルにする、というのが結論としては一番なのです。スプリットステップをしながら相手が打ったボールがフォアかバックか素早く判断し、ボールの後ろに軸足をセット、ラケットはボディターンだけで決して引き過ぎない、ボールの軌道の少し上にラケットの面を開いてセットし、ボールに向かって踏み込みながら踏み込む途中でヒット、そのまま振り下ろさずにフォロースルーは前に、というようにシンプルに、って、いや、どこがシンプルやねーん!

 これらをいちいち頭で考えながらやっていたらボールが通り過ぎてしまいます。パッと構えてポンと合わせる、本来は長嶋茂雄のごとくシンプルなものなのですが、シンプルにやりたければ基礎練習を繰り返ししっかりやって体に覚えこませなさいということです。基礎練習はだるいですが、やらないと上達はしません。テニスに限らず全ての技能習得に共通する話でした。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」