幹事クリタのコーカイ日誌2020

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7月25日 ● 世界を動かした音楽。

 NHKで今日放送した『たけしのその時カメラは回っていた』。月イチのドキュメンタリー番組で、タイトル通りに「そのとき」の映像を見ながらビートたけしらがトークをする構成です。「世界を震わせた伝説の音楽シーン」の裏側に迫るということで、1969年のウッドストック・フェスティバルの舞台裏、1987年のデヴィッド・ボウイのベルリンの壁コンサート、そして1985年の“We Are The World”のレコーディング現場の模様を取り上げました。

 どれも有名な音楽界の「事件」ですが、なかでも僕にとって印象的なのは“We Are The World”です。これは前年に行われたイギリスのロックスターたちの「バンド・エイド」に触発されてアメリカのミュージシャンたちが行ったチャリティですが、当初このニュースを聞いた時には「なんだイギリスの真似か」とちょっと軽く見ていました。バンド・エイドにはポール・マッカトニー、デヴィッド・ボウイ、U2、ポリス、フィル・コリンズ、デュラン・デュラン、カルチャークラブ、ワム!などの人気アーティストが参加していたので、すでに新鮮味がないなと思ったのです。

 ところが「USAフォー・アフリカ」 として集まったメンバーの凄さにぶっ飛びました。ご存知の人も多いことでしょうからいちいち書き連ねたりはしませんが、人気絶頂のマイケルジャクソン繋がりのアーティストはもちろんですが、レイ・チャールズやボブ・ディランといった当時すでにレジェンドだった人たちまで引っ張り出してきたところは本当に「アメリカすごいぜ」と思ったものです。

 メイキングビデオも繰り返し見ましたし、もちろんレコードもビデオを買いました。そして挙句に会社の仲間と練習して、会社のイベントでステージで披露までしました。僕はスティービー・ワンダーもどきのコスプレをして何人分かのパートを歌いましたが、あまりにも好評(上手いではなく笑えるということで)だったので、そのあとに2回も頼まれてイベントで披露したくらいです。それくらい“We Are The World”は世界中の若者に衝撃を与え、誰もが知っているムーブメントでした。僕が未だに英語歌詞の曲を歌詞カードなしで歌えるのはこの曲だけです。


1985年10月20日
左からシンディ・ローパー、スティービー・ワンダー、ライオネル・リッチー(のつもりの人)


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