幹事クリタのコーカイ日誌2020

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7月23日 ● 歌舞伎町から錦三へ。

 東京で小池都知事が目の敵にした「夜の街」。歌舞伎町のホストクラブを中心に若年層で感染が広がり、そこから東京都内への市中感染、さらに首都圏へ、そして東京と往来が激しい大阪、愛知、福岡などへとどんどんコロナが感染を広げています。最初に歌舞伎町で感染を抑え込めなかった以上、こうなるともう順番に大都市から地方へと感染が広がっていくのは当然のことでしょう。

 愛知県でも連日感染者数が過去最大を更新しています。そしてその感染の広がり方も東京のケースとそっくりです。名古屋で一番の「夜の街」である通称「錦三」(きんさん)のカラオケバーと会員制ラウンジがクラスターになったそうです。ホストクラブやキャバクラなどが立ち並ぶ一角で感染が広がり、その勢いを止めることができないとか。なにせ彼らは年配者と違って行動範囲が広い上に、調査にも非協力的な人間が多いでしょうから、感染が広がるにも時間がかかりません。

 愛知県の7月の感染者は20〜30代が7割、ほとんどが軽症・無症状で、重症や中等症の人は4,7%だそうです。2〜4月に感染拡大した際は20〜30代は3割、中等症以上が32%に達していたということですから様相はかなり違います。今は若年層が感染しても無症状か軽症なのでどんどん動き回ってさらに感染を広げているという段階です。このままいくと徐々に高齢者や既往症などがあるリスクの高い人々に感染が広がり、重症・中等症の人が増えて一気に医療現場が逼迫します。そうなる前に何とか食い止める手立てを講じなければなりません。

 安易に自粛を要請しても、もう本当に経営が成り立たなくなっている瀬戸際のところは自粛なんかできないでしょう。事業主にしてみれば明日コロナが広がることよりも、今日自分の店が倒産することの方がはるかに心配なのですから。あとはもうコロナに対する抗体が実はみんなできていて、感染しても軽症で収まる「ただの風邪」になることを願うばかりです。


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