幹事クリタのコーカイ日誌2020

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7月14日 ● こけちゃいました。

 1992年バルセロナ五輪男子マラソンの谷口浩美はレースで転倒、期待されながら8位に終わりましたが、レース後の「こけちゃいました」の一言でその名を残しました。谷口はいかにも軽く言いましたが、実際にはそんな軽い話ではありません。でも重たい話を軽くした谷口の人間性を世間の人は受け入れ称賛したのだと思います。

 実際、人間がこけるのは大変なことです。喩えとしての人生での転倒も大変ですが、物理的に転倒しても命に関わることがあります。と言うことで、本日僕もこけちゃいました。買ったばかりの自転車に乗り、初めて向かうピアノ教室に行く途中での大転倒です。雨上がりの道は滑りやすいという基本的なことを忘れていた自分の浮足だった愚かさと、それでもきっと若い頃なら転倒は防げたのではないかという技術と俊敏さの衰えが残念でなりません。

 さすがに柔道経験者だけに転倒しても受け身は取れるので頭を打ったりはしなかったのですが、むき出しの肘は盛大にアスファルトで擦り傷を作りました。むしろ気になったのは買ったばかりの自転車の方でしたが、全く無傷。意外に丈夫なのか、こけ方が上手かったのか、無意識に新品の自転車を庇ってしまったのか。とりあえず走ってみて自転車に問題はなかったので、近くにあったドラッグストアで傷パッドの特大サイズを購入。ピアノ教室に行って先生に貼ってもらいました。初教室での最初が傷の手当てってどうなんだという感じですが仕方ありません。

 転んだ当初は派手な擦り傷が気になりましたが、時間が経つにつれて体のあちらこちらが痛み始めました。左側に転んだので左胸、左腰、左太腿がかなり痛い上に、右の膝と太腿もどこかで打ったみたいで痛みます。じっとしていれば痛みはありませんが、体を動かすと結構痛いです。とりあえず打ち身の治療に鍼灸院の予約だけすぐに入れておきました。痛みが続くようなら外科でレントゲンくらい撮らないといけないかも。

 自転車で転倒したのなんて10代を最後に記憶がないので恐らく40年ぶりくらいでしょう。大人になってから転ぶと子どもの頃よりずっと痛いし、なにより治りが遅いのが困ります。還暦前のジジイがどれくらい治りが遅いのか、ある意味楽しみなくらいです。2週間程度では無理でしょうが、1か月後でもまだ痛いかも。こけちゃった代償は高くつきそうです。


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