幹事クリタのコーカイ日誌2020

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7月13日 ● QuizKnockがブーム。

 クイズ好きだけが知っているQuizKnockですが、昨年後半あたりからやたらとテレビで見かけるようになり知名度が一気に上がってきました。創設メンバーである伊沢拓司は昔からクイズプレーヤーとして有名でしたが、彼がYouTubeでQuizKnockの動画を始めた頃はまだ素人の学生を集めて遊んでいるなぁという印象で、学生ノリが合う若者には受けるかもなというくらいでした。

 ところが「東大王」で伊沢をはじめ水上颯、鶴崎修功、林輝幸とQuizKnock絡みのメンバーがテレビでの露出を増やし人気が上がるにつれ、QuizKnockの動画チャンネルの登録者数もうなぎのぼりに。昨年11月には100万人を超えて、女子学生を中心にアイドル的な人気まで獲得をし始めたのです。この展開には驚きました。

 そしてその人気を受けてテレビ局も伊沢以外のメンバーをクイズ番組に出演させるようになり、川上拓朗、山本祥彰、須貝駿貴、そしてふくらP(福良拳)やこうちゃん(渡辺航平)も頻繁にテレビに出てくるようになりました。主要メンバーで出てこないのは河村拓哉だけです。普通の学生なのにこれだけ番組オファーがあること自体に驚きますし、今のテレビに対するYouTubeの影響力の強さを感じます。

 半世紀以上にわたって長らくクイズ番組をずっと見てきていますが、日本のテレビ史上、これだけクイズプレーヤーがまとめてテレビを席捲し人気を得たことはありません。比較するとすればバブル期に「アメリカ横断ウルトラクイズ」などで長門勇人、能勢一幸などが人気になったことがあるくらいです。あの頃は「史上最強のクイズ王決定戦」「FNSクイズ王決定戦」などがあり、それぞれに知名度が高いクイズプレーヤーはいましたが、あくまでもクイズ好きの間での人気という感じで、今のQuizKnockの「推しは〇〇」というアイドルグループのノリはありませんでした。

 実は先ほどGoogleで「クイズノック」で検索したら「嫌い」「気持ち悪い」「アンチ」などのワードが出てきて、すでにそんなことになっているのかと展開の早さに驚きました。まあ「悪名は無名に勝る」と言いますから、それだけ人気が上がってきているってことなんでしょうけど、素人学生集団だけに脇が甘くて変なスキャンダルを起こして叩かれたりしないか心配です。有名になるというのは引き換えにいろいろな自由を失うことでもありますから。


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